メディアで話題の春巻き専門店「東京はるまき」。累計100万本以上売れた人気の秘密とは

『めざましテレビ』、『モヤモヤさまぁ~ず2』、『ヒルナンデス』など、数々のメディアで大注目を浴びている国内初の春巻専門店があります。その名は「東京はるまき」。

2013年に開業し、現在は都内に3店舗展開しています。春巻きの店頭販売やネット販売をはじめ、春巻弁当のデリバリーも行なっているそうです。

今日は、代表の清宮(きよみや)さんに独占インタビューし、累計50万本以上売れた春巻きのおいしさの秘密と30歳をきっかけに独立したストーリーを伺いました。どん底から乗り越えた波乱万丈のエピソードや、清宮さんの飛び抜けた行動力にも大注目です。

“お母さんの懐かしい味”を再現!人気の秘密は具だくさん塩と油が練り込まれた特製の皮

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「1番のこだわりは具だくさんなところですね!」
そう語るのは、東京はるまき代表の清宮さん。お店のコンセプトは「懐かしい味」。商品には、清宮さんのお母さんがつくった味を再現したそうです。

具がぎっしりと詰まった春巻は完全無添加で、野菜と挽肉がたっぷりと入っています。隠し味のニンニクと生姜が味の決め手なんだとか。

こだわりは具材だけではありません。使用している皮は、春巻きの皮専門業者に特注してつくってもらっています。

そのため、厚さは市販の皮よりも薄いことが特徴です。また、皮自体に練り込まれている油が、揚げたときに具材とほどよく馴染み、冷めてもパリッとした食感が続くのだとか。

加えて、皮に塩味がついていることで具材の旨味が引き立つといったメリットもあります。


女性に大人気!和菓子のようなスイーツ春巻も?!

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期間限定の金ゴマと白玉の春巻

東京はるまきの魅力は具だくさんのはるまきだけではありません。和菓子のような「スイーツ春巻き」も女性や子どもから人気です。
レギュラーメニューの「白玉とあんこ」をはじめ、期間限定の「桜あんと白玉」や抹「茶あんと白玉」など季節に合わせたラインアップを展開しています。

「春巻きとスイーツって合うの?」と思うかもしれませんが、皮に塩が入っているので和菓子との相性は抜群。塩が入っていることで甘みが引き立ち、外はサクサク、中はもっちりと甘いハーモニーが味わえるのだとか。お弁当にも入っているスイーツ春巻きは、「箸休めにもなる」と女性のお客様からも評判です。


累計100万本以上!日本一春巻きを巻いてきた店主がつくる春巻きは冷めてもパリパリ&ジューシー

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これまでに累計100万本をつくってきた清宮さんが、何度も何度も改良を重ねて今の「東京はるまき」の味が誕生しました。春巻きの包み方から揚げ方にまで、長年培ってきた料理人の知見が凝縮されています。

例えば、お弁当に入れてパリッと感を出すためには、春巻きを巻くときに角度を90度に整形したり、皮が重ならないように巻き方を工夫するなど、長年の経験から巻き方にもこだわっています。

お弁当の主役が春巻きなので、それ以外の揚げものはあえて入れないなど、さまざまな工夫をしているそうです。

また、時間が経ってもパリッと感を持続させるため、熱がこもりにくい容器を使うなど、商品設計においても「お客様においしく楽しんでもらうこと」を第一に考えています。

春巻きの中身は、和風出汁、Wチーズ、イタリアン、海鮮えびなど、さまざまな種類があるのも人気の秘密です。


ドキュメンタリー番組『愛の貧乏脱出大作戦』に影響を受け、仕事を辞めて飲食の世界に

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今はメディアにも引っ張りだこの東京はるまきですが、創業当時はたくさんの苦労をしたそうです。独立の経緯から体験談まで、当時の様子を清宮さんは次のように語ります。

実家が惣菜屋さんを経営していたこともあり、小さい頃から商売や飲食に興味があった清宮さん。飲食の世界に進むきっかけとなったのは、たまたま見たテレビのドキュメンタリー番組『愛の貧乏脱出大作戦』でした。

テレビで取りあげられていた、福岡にある飲食店の店主の生き様に感銘を受けた清宮さんは放送を見てすぐに今の仕事を退職。当時住んでいた埼玉のアパートも解約して、福岡のお店にアポイントメントなしで訪問しました。

「お願いです!ここで働かせてください」店主に頭を下げ、憧れの飲食店での仕事が決まったのは、当時22歳のときの出来事です。

そのあと福岡で結婚を機に一度は会社員に戻るものの、「自分でお店を持ちたい」という想いが強くなっていったそうです。

そして、30歳を迎えたタイミングである決断をしました。

夢を追いかけて念願の独立。移動販売で春巻きを売る

30歳の誕生日であり、3人目のおこさんが生まれたタイミングでもあるときに、起業を決意したのです。

奥様からは「なんでこのタイミング?」とびっくりされたそうですが、やると決めたらすぐに行動する清宮さん。半年後には会社を退職し、起業している先輩に相談しました。低コストからスタートでき、集客から販売まで商売の基礎を一度に学べる移動販売を選択しました。

小さい頃から母の料理を手伝っていた清宮さん。家に友達を呼んで料理を振る舞うときに必ずつくっていた春巻き。原点に立ち返り、春巻き専門店として移動販売をはじめたのでした。


お客さんが来ない….商売の厳しさを肌で実感

「移動販売は想像を絶するほどつらかったですね」当時の様子をこう語ります。

移動販売は、野外での販売がメインとなるため、冬は凍えるほど寒く夏は蒸し風呂のように暑い。天候次第で体力も売上も左右されるお仕事です。

春巻きは高温の油で揚げるので、夏場の車内は高温多湿。塩をなめて塩分補給をしながら仕事をしていたこともあるそうです。そんな厳しい環境の中で1番つらかったと話すのが「集客」でした。

移動販売をしていた場所は住宅地の一角。冬になると人通りがほとんどなく、1日営業してお客様が3人の日も珍しくなかったそうです。

「人通りの多い場所に移動してゼロから集客しようかな……」家族の生活を守るため血眼になって売り場を探したこともありました。

そんなとき、起業についてアドバイスをもらった先輩から「今の場所でお客様をつける方法は考えつくしたの?」と言われハッと気づいたそうです。

集客で大事なのは目の前のお客様を大切にすること

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「目の前のお客様にまた来ていただくために、全力で努力したのか?」と自問自答を重ねた清宮さん。先輩の言葉を受け、「この場所で売れるように思いつく事はすべてやってみよう!」と考え方を変えました。

そこからは、春巻きが揚がるのを待っている間に温かいお茶を出したり、予約ができるように電話番号を記載した看板を設置したり、チラシを配ったり、POPを手作りでつくったりと、思いつくかぎりの方法をすべて試す毎日を過ごしました。

その結果、人通りのない場所にもかかわらず、翌年の春にはお店は大繁盛。人通りが少なくなる冬でもリピーターさんを中心に続々とお客さんが来てくれる状態になり、経営難を乗り切ったそうです。

現在の「東京はるまき」は移動販売は卒業し、店頭販売とお弁当デリバリーの2軸で経営をしています。当時の移動販売での教訓を忘れずに「目の前のお客様を大切にすること」を常に意識されているそうです。


東京はるまきのご注文・ご予約はくるめし弁当で

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メディアからも引っぱりだこの「東京はるまき」。

・子どもも大人も喜ぶお弁当を探している
・ボリュームもほしいけど野菜もたっぷり食べたい
・いつもとは違ったお弁当でメリハリをつけたい

このようなシーンで大活躍です。冷めてもおいしい専門店の春巻き弁当をぜひ、試してみてくださいね。

▼ご予約・ご注文はこちら
https://www.kurumesi-bentou.com/tokyo_harumaki/

東京はるまき店舗情報

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新小岩本店
東京都葛飾区新小岩1-37-6(JR総武線 新小岩駅南口 徒歩5分)
営業時間:11時~19時30分
定休:日曜
TEL:070-6454-8609

両国店
東京都墨田区緑3-19-5(JR総武線 両国駅東口 徒歩7分/都営大江戸線 両国駅A5出口 徒歩5分)
営業時間:11時~19時30分
定休:日曜
TEL:080-7117-3127

日本橋店
東京都中央区日本橋堀留町2-2-6(東京メトロ日比谷線・都営浅草線 人形町駅A4出口 徒歩3分/都営新宿線馬喰横山駅A2出口 徒歩6分)
営業時間:11時~19時30分
定休:日曜・祭日
TEL:080-3725-8609

公式HP
https://tokyo-harumaki.com/

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/tokyo_harumaki/