ネパール✕和食がコラボした「わねや」お弁当を通じて伝えたいある“想い”とは?

東京都品川区。五反田駅から徒歩10分のオフィス街の一角に行列ができるネパール料理専門店があります。その名は「ラスクス」。あまりの人気に、隣のビルに2号店も出店するなど、オフィスで働く人々の胃袋を支える存在となっています。

働く人をトリコにしているラスクスの魅力は、レストランだけではありません。ネパール料理と和食がコラボしたお弁当「わねや」も、法人のお客様を中心に人気を集め、リピーターが続出。1日に600個のお弁当をつくる日もあるそうです。

今回はわねや・オーナーススマさんに「日本人をトリコにする和食×ネパール料理」の弁当を生み出した秘話を直撃しました。

日本とネパールの異色のコラボレーション!五反田で14年続く人気ネパール料理店が手がけるおふくろの味

「和食っぽいけどネパール要素もあり、ここでしか食べられないお弁当」と働く人から絶大な支持を誇るワネヤのお弁当。日本人に食べなじみのある和食と故郷のネパール料理が合わさることで、どこか懐かしいネパール弁当が完成します。

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「和」✕「ネパール」の料理は、お客さんからも好評

わねやの弁当は、手作りで愛情たっぷり。ススマさんのお話から一つひとつのおかずの調理法にもこだわっている様子が伺えました。

たとえば、人気のタンドリーチキンのおいしさの秘訣は、ヨーグルトにしっかり漬けて肉の繊維を柔らかくしてスパイスを染み込ませること。

レストランでも人気メニューのモモ(ネパール風蒸し餃子)はモチモチした皮のなかに鶏肉とスパイスをギュッと閉じ込めることで、食べた瞬間、肉汁が口いっぱい広がります。

煮物の野菜は食べやすい大きさに野菜をカット。しっかりと煮込んでいます。水分を飛ばすことで時間が経っても傷みにくなります。お弁当に適した配慮も嬉しいポイントです。

ネパール4民族が大集結!ベテランシェフが作るわねやのお弁当

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わねやでは、地元ネパールの一流レストランのシェフや、数十年の経験を持つベテランシェフなど、12人の多彩な料理人が腕をふるっています。

現在は4つの異なる民族のシェフが在籍。「同じネパールでも民族が違うと食文化や使う食材も異なるので、日々いろいろな発見があって刺激になります」とススマさんは話します。

わねやのお弁当は、スパイスは効かせながらも、日本人の口に合うような優しい味付けとなっています。食べなじみのある和食と組み合わせることで“安心して異文化も楽しめる”世界観を表現しているそうです。

「いただいた口コミは毎日チェックしています」というススマさん。現状に満足せず、お客様の意見をもとにシェフ全員でアップデートを重ねている様子が印象的でした。


何が入っているかひと目で分かる!お弁当の梱包にもひと工夫

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「発注者さんの、お弁当を配る手間を少しでも減らしたい」という思いから、わねやでは段ボール箱にも商品名と個数を記載しています。

このアイデアが生まれたきっかけはお客様からの一声でした。「数種類をオーダーすると、お弁当を種類ごとの振り分けに時間がかかる」という意見を受けて、段ボール箱に入っているお弁当名を記載するようになったそうです。

段ボールに商品名が書いてあることで、どのお弁当が入っているか一目瞭然。大量にお弁当を発注するロケやイベントで役立ちます。

おいしさと安全を追求!生産者の顔が見える食材を使用

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ネパールの国民食といえば「ダルバート」。ご飯にカレーやスープ、漬物やおかずを加えセットにした、日本でいう定食のようなものです。毎食お米を食べる文化があるため、ネパールは日本よりもお米の消費量が多い国として有名です。

ネパール出身のススマさんもお米が大好きなのでお米の選定にぬかりがありません。冷めてもおいしく料理に合うお米を探し求めた結果、現在使用しているコシヒカリにたどりついたそうです。

そして、食材の仕入れ先にも力を入れているススマさん。2008年にレストランをオープンして以来、お米は米屋、野菜は野菜屋、卵は卵屋、肉は肉屋、魚は魚屋など食材ごとに仕入れ先を分けています。手間は増えますが、信頼できる店から、安心安全かつ新鮮な食材を仕入れることにこだわっているそうです。


ネパールの風を感じる優しい味!わねやのお弁当を実食

そんなわねやのこだわりを体感すべく、今回はススマさんおすすめのお弁当3種類を実食しました。

・チリチキン弁当 600円(税込)
・鮭弁当 850円(税込)
・おかずたっぷりゴーヤチャンプルー弁当1,000円(税込)

どれもお客様に人気のお弁当。和食✕ネパール料理という、未知の味にワクワクです!

ロケやイベントのスタッフ弁当に最適!チリチキン弁当

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絶大なインパクトを誇るチリチキン弁当。「辛いかな?」とドキドキしながら食べましたが、旨味のなかに辛味がマッチして癖になるおいしさでした。チキンは柔らかくて絶品です。


しっかりと味付けされているので、白いご飯がすすみます。見た目以上に満足感があるので、イベントやロケなど力仕事の現場でも重宝される一品です。


定番和食のなかに感じるネパール!鯖塩弁当

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脂がしっかりと乗った塩鮭弁当。塩加減が絶妙で箸が止まりませんでした。そしてわねやを語るうえで外せないのがタンドリーチキンティカ。

風味豊かな炭火の香りがフワッと鼻に抜け、レストランで食事をしているような特別な気持ちになりました。ありそうでなかった、和食とネパール料理が融合したお弁当は、ゲストにも喜ばれること間違いなし!冒険したいけど失敗できないシーンで活用できるお弁当だと感じました。


おかずたっぷり!ゴーヤチャンプルー弁当

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お弁当の中でも珍しいゴーヤチャンプルー。野菜たっぷりのゴーヤチャンプルーは味がしっかりと染み込み、豆腐はクリームチーズのように濃厚な味わいでした。

豚肉の旨味とゴーヤのほろ苦さも楽しめ絶品です。出汁がしっかりと効いているので和の要素も。ゴーヤの下に海苔が敷いてあるので、ご飯が水っぽくならずおいしくいただきました。

際の見た目の美しさは写真で伝わり切らないので、ぜひ購入し、直接見て食べて、楽しんでいただきたいです!


お弁当を通じてネパールの食文化を体験してほしい

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「お弁当を通じてアジアの食文化を知るきっかけになるとうれしいです」そう語るススマさん。店名の「わねや」は和食の「わ」とネパールの「ね」を組み合わせた造語から成り立っています。

インド料理の定番タンドリーチキン、ネパールのお漬物のミックスアチャル、ネパール料理のじゃがいもとたまねぎのスパイス炒め、日本の煮物など、各国を代表する料理が楽しめるお弁当となっています。

ススマさんがお弁当を通じて伝えたいのは、母国ネパールの文化です。ネパールと聞くと「ヒマラヤ山脈やカレー」を真っ先に思いつく方も多いと思いますが、ネパールの魅力はそれだけではありません。

ネパールは36民族が暮らす他民族国家です。そのため、同じ国なのに言葉が通じなかったり、食文化も異なるのだとか。ひとえにネパール料理と言っても民族によって、使う食材、味付け、調理法も異なるので実は奥が深いのです。「カレーだけがネパール料理じゃないのよ」とススマさんが語っていたのが印象的でした。

ワネヤのご注文・ご予約はくるめし弁当で

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・ロケやイベントで大量にお弁当が必要になった
・定番のお弁当も良いけれど新しいジャンルにもチャレンジしたい
・男性が多い集まりなので、ボリュームもあっておいしいお弁当を探している

このようなシーンで、わねやのお弁当は大活躍です。

わねやのご注文・ご予約はくるめし弁当で
https://www.kurumesi-bentou.com/waneya/