今年で51年ロケ弁の王者、紅雀

「わっ!見てみて鈴木誠也さんのサインがある」

ここは東京都大田区。
大森海岸駅から徒歩4分に位置する創業51年のお弁当屋です。

お店の名前は「紅雀(べにすずめ)」テレビ業界で知らない人はいないロケ弁の名店です。

今日は、紅雀の二代目社長宮坂 東明(みやさか とうめい)さんに、紅雀の歴史、長年お客様に愛される秘密をたっぷりと伺ってきました。

お肉屋さんからスタート

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初めまして、紅雀の宮坂(みやさか)です。
よく間違えられるのですが、私の横にいるピンクのエプロンを着た看板は、私の父をイメージして作られました。

1970年に法人化しておかげさまで52年目をを迎えることができたのは、紅雀のお弁当を召し上がってくれるお客様のおかげです。

元々、私の祖父が経営していたお肉屋さんが紅雀の始まりです。
問屋を通さずに、お肉の塊のまま仕入れるので上質なお肉を使ったお弁当を手頃な値段で提供できるのが売りです。

その後、お肉を使った洋食レストランを大森駅前にオープンしました。
オープン当初はお客さんも入って繁盛したのですが、時代はファミリーレストランの最盛期。


私たちのレストランがあった大森駅前にもファミリーレストランがオープンして、お客様が吸い取られてしまいました。

何か私たちにできることはないかと考えた結果、お弁当をやろうということになりました。
これが、紅雀の原点です。

ハンバーグのミンチも手作り

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「紅雀さんの一押しのメニューは?」と、たまに質問をいただくことがあります。

やはり、元々肉屋ということもあり、肉にはかなりの自信がありますね。たとえば、ハンバーグで使うミンチは全て私がこしらえています。

ここだけの話ですが、原価の安い豚肉を入れても味付けをすればほとんど分かりません。

ですが、うちは肉屋ということもあり、正直に調理することをモットーとしていますね。
ミンチを手作りすることは手間はかかりますがその分、お客様に喜んでもらえる工夫ができます。

たとえば、夏場は脂を控えめにしたり、冬場は脂を調整してコッテリにしたり、気温や季節に合わせて微調整をが可能です。


そんな私ですが、料理人としてのキャリアはフレンチのシェフからのスタートしました。

コックコートに憧れフレンチの道へ

「働かざるもの食うべからず」
商売をしていた家庭で育ったため、小学校高学年からは、家の手伝いをしていました。

飲食は小さい頃から馴染みがあったので、「大きくなったら料理の道に進みたい」そのような夢や願望もありました。

今は、料理の世界と言ったら、イタリアン、スペイン、中華、洋食などたくさんありますが、当時は和食とフレンチの2択。


日本らしい割烹着もいいけど、「THE シェフ」をイメージするコックコートへの憧れもありフレンチの道を選びました。

ホテルで修行を積み25歳になったタイミングで弁当屋を継ぐ決断をしました。

店の中もピカピカに

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お弁当も手作りでこだわっていますが、それ以上に気をつけているのが衛生管理。
中でもキッチンは常に綺麗にしています。

というのも、以前勤めていたホテルは、身だしなみをきちんとしていないと包丁を握らせてくれませんでした。


「料理は目から」という言葉がありますが、料理を作る空間や料理人の服装などお客様の目に見えないからこそ意識しています。その延長線上で盛り付けも手を抜きません。


私が長年料理人をやっているからこそ目に見えて分かるのですが、手を抜いたところってお客様に伝わってしまうのですよね。だからこそ「正直」をモットーにお弁当を作っています。

創業以来、手作りを貫く

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「正直」という部分にも繋がりますが、紅雀では既製品を一切使っていません。

最近の既製品は、彩も綺麗で、味も美味しいので使いたくなる気持ちもあります。

ですが、他のお弁当屋さんも同じ既製品を使うとお客さんから見ると「あれ、食べたことあるな」と、新鮮味がないと思うんですよね。

だからこそうちは、創業以来手作りを貫いています。

頑張る人の胃袋を支える

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紅雀は、くるめし弁当以外にも店頭販売を行っております。

紅雀が店を構える大森海岸は、海が近いこともあり、

・清掃員の方
・タクシーの運転手さん
・大型トラックのドライバーさん
・引っ越し業者さん

など、現場で働かれる方がよくお弁当を買いにお見えになります。

体力を使う仕事だからこそ、手作り弁当でパワーをつけてほしいという思いから、お弁当のボリュームはお肉もご飯も多めに設定していますね。


お弁当が必要になる時間は、お仕事内容によっても異なります。

紅雀ではなるべく多くの方のニーズにお答えできるように、朝の7時〜夜の20時までテイクアウトをしています(営業時間は日によって異なります)

テレビのロケ地でも登場

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テレビドラマで「お弁当を購入するシーン」にロケ地として何度か登場させていただきました。最近は、酒井 法子さんがお店にきてお弁当を買うシーンを撮影しました。

テレビに映ったうちの弁当屋をみると気が引き締まりますね。

老舗のロケ弁「紅雀」

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元お肉屋さんが作る、肉と手作りにこだわった老舗のロケ弁は一般の方でもお召し上がりいただけます。

ミンチから手作りの「牛肉100%!チーズハンバーグステーキ弁当」は、是非とも召し上がっていただきたいですね。

紅雀のご予約はくるめし弁当で

紅雀|ロケ弁業界の老舗有名店

冷めても美味しい老舗のロケ弁「紅雀」はくるめし弁当からご注文可能です。

芸能人も絶賛する昔ながらの味をご賞味ください

▼紅雀のご注文・ご予約はコチラ
https://www.kurumesi-bentou.com/b_suzume/