神奈川県横浜市南区。弘明寺駅から徒歩5分のところに、レトロな雰囲気が自慢のラーメン・定食のお店があります。名前は「弘明寺下町食堂 町っ子」。
お野菜たっぷりのサンマーメンや栄養バランスの取れたおいしい定食をリーズナブルな価格で食べられるとのことから「町っ子」は、いつも常連さんで賑わう下町の人気店です。
今日は、そんなレトロな定食屋「弘明寺下町食堂 町っ子」が2024年2月にスタートした宅配弁当「濱の玉子」に注目。代表の須原さんにインタビューし、下町食堂ならではの温かいこだわりや、スタッフさんのチームワークなどお弁当の魅力に迫ります。
目次
自分の子どもにも食べさせたい。ママ目線で考えた彩り満点の”楽しく”おいしいお弁当
濱の玉子のスタッフの多くは子育て中のママさんや年配の主婦さん。お弁当をつくるときに、従業員と一緒に商品開発をした須原さん。その中で出てきた意見が「野菜も食べられて、食べて楽しくなるお弁当」という声でした。
毎日家族のお弁当をつくっているスタッフさん。濱の玉子の商品開発をするときに、どんなお弁当だったら子どもから大人まで楽しめるか会議をしたそう。すると、「黄色」が入っているお弁当が家族に人気という声が多数上がってきました。
黄色をテーマとした大人も子供も楽しめるお弁当を従業員みんなで考えます。その答えはオムライスが主役のお弁当が生まれたのです。
巻き方にもひと工夫。100回以上試作を重ねて生まれた伝説のオムライス
濱の玉子の代名詞と言われる「オムライス」。今の形が誕生するまでに100回以上試作を重ねてオムライスの研究をしたそうです。1枚1枚の卵をフライパンで焼き、ケチャップライスにくるんで完成します。
しかし最初は、卵を焦がしすぎて破れてしまったり巻くときに卵が破れてしまったりと失敗の連続でした。大量のお弁当をつくるには、スピード感も求められます。効率よくふわっとしたオムライスをつくるため、スタッフ一丸となってオムライスと向き合いました。
試行錯誤して生み出したのが、ケチャップライスの上に焼いた卵を載せてくるっと巻くやり方です。当初はフライパンで卵を焼いて、その上にケチャップライスをのせて包んでいましたが、卵の焼き方によって、破れてしまうことがありました。
そこで生まれたやり方が、ケチャップライスの上に卵を乗せるやり方です。須原さんは手順を次のように語ります。
①フライパンの上でケチャップライスをつくる
②荒熱を取ったケチャップライスを計量する
③ケチャップライスの形を整える
④フライパンで卵を焼く(焦がさないようにするのがポイント)
⑤形を整えたケチャップライスの上に、焼いた卵を被せる
⑥手を使って卵で包み込むようにケチャップライスをくるむ
この6ステップの工程を挟むことで、破れる失敗も減り、うつくしいオムライスが誕生します。
またケチャップライスにもひと工夫。冷めたときに、ご飯が硬くならないように、水分量にもこだわりました。調味料によっても食材が硬くなるものがあるので、試作を何度も繰り返して今のレシピが生まれたのです。
おいしく野菜が食べられる!ママさんスタッフの優しさが詰まったブロッコリー
見た目の彩りはもちろん、味付けにもとことんこだわっている「濱の玉子」。そのうちの一つがブロッコリーの味付けです。ブロッコリーは茹でただけだと青臭さが残るため、お湯の代わりにコンソメスープで茹でています。また、茹で時間を長めにすることで、時間が経ってもみずみずしい食感が楽しめます。
「オムライス弁当と聞くと、どこか懐かしかったりお母さんの手料理を思い出したりしますよね…。家庭料理を思い浮かべる方も多いと思います。おいしくお弁当を食べて、好き嫌いを克服するきっかけになったらうれしいです」と須原さんは語ります。
コストパフォーマンスの秘密は圧倒的な仕入れ力にあり。運送会社の強みを活かした企業努力
一時はコロナ渦でお店の存続が危機に。それを脱出するため運送事業を2022年に立ち上げました。現在は神奈川を中心にお客様の元へ食材やお荷物をお届けする事業を行なっています。
また、自社で配送車を保有することで、食材の仕入れにも生かしている須原さん。すごくいい食材なのに、少量のオーダーだと送料がかかってしまうものは、運送事業部の配車ルートに組み込み、直接仕入れに行っています。また直接取りに行くことで常に新鮮な食材が手に入るため、少しの手間は惜しみません。
運送事業を営むからこそわかるドライバー目線。安心安全に運ぶため、梱包にも抜かりなし
代表の須原さん自身、過去にドライバーとしてお弁当配達も行っていました。お預かりした大切なお弁当をお客様にお届けするときに、一番懸念していたのがお弁当が偏ってしまうこと。丁寧に運んでいるつもりでも、舗装されていないでこぼこ道など、やむを得ないシチュエーションは、ドキドキしたそうです。
その経験から、ドライバーが安心して運んでもらうために、お弁当が「揺れ動かないこと」を意識した梱包を行いました。
いろいろな緩衝材を試してみた結果、機能性抜群の「紙」に行き着いたそうです。くしゃくしゃに丸めることで、形を自由自在に変形でき、クッション代わりになるのでお弁当が揺れ動かなくなります。さらに、保冷剤の水分を吸ってくれるメリットも。
また、お弁当を食べ終わった後も、「燃えるゴミ」としてお弁当と一緒に処分ができるため、分別する手間も省け環境にも優しい特徴もあります。お弁当作りと同じくらい梱包に力を入れている濱の玉子は、細部にまで「優しさ」が詰まっています。
濱の玉子のご注文・ご予約はくるめし弁当で
ママさんや主婦がつくるほっこり弁当の「濱の玉子」は彩りも味も良くてボリューム満点。体力勝負のロケやイベント、学校行事などで大活躍です。優しさがたっぷり詰まった懐かしのオムライス弁当を食べて、心も身体もパワーチャージしませんか?
✅大人から子どもまで楽しめるお弁当を探している
✅大人数に向けて発注するので、みんなが好きなお弁当を探している
✅家庭的な手料理が食べたい
そのようなシチュエーションで濱の玉子のお弁当は大活躍です。
濱の玉子のご予約・ご注文はこちら
https://www.kurumesi-bentou.com/hamanotamago/
実店舗情報
店名:弘明寺下町食堂 町っ子
住所:神奈川県横浜市南区弘明寺町155-1-3
定休:日曜日
営業時間:11:00〜14:00