ベトナムの食文化を早朝からお届け。手づくりの想いが詰まった『ミツコレストラン』のお弁当

東京都の総武本線新小岩駅から徒歩14分、江戸川区役所から徒歩3分の場所に、朝7時からお弁当を届けてくれるベトナム料理店『ミツコレストラン』があります。

「ベトナム料理は初めて食べたけれど、おいしくてハマってしまった!」「辛さやパクチーの有無も選べるからうれしい!」などの口コミで話題の同店。

今回は、そんなミツコレストランのオーナーであるファムさん・ホアさんご夫婦にベトナムの朝食文化や伝統食を日本にも届けたいという想いや、本格的なベトナム料理が楽しめるお弁当へのこだわりについて伺いました

味の決め手は12時間煮込んだ具材と手づくり調味料

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ミツコレストランのお弁当は、具材から調味料まで手づくりにこだわり、素材本来の味を引き出すため、時間を惜しまず丁寧に調理しています。

中でも看板メニューでもある、ベトナムで広く親しまれるサンドイッチ『バインミー』にそのこだわりが詰まっています。

バインミーとは、フランスパンに野菜やレバーペーストを挟んだ料理。ミツコレストランのバインミーは、具材のレバーペーストやチャーシューを、それぞれ牛乳やココナッツミルクで10〜12時間かけてじっくりと煮込み、素材本来の旨みと風味を最大限に引き出しています。

ベトナム料理に欠かせない、ベトナムの食べるラー油といわれる伝統的な調味料「サテ」も一から手づくりしています。オーナーであるファムさんのご両親から受け継いだ秘伝のレシピをもとに、唐辛子や油をベースにレモングラスやにんにく、玉ねぎなどさまざまな食材を使って作られており、常連のお客様からも「唯一無二の味」と評判です。

ベトナムの食を日本基準の安心・安全でお届け

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オーナーであるファムさんとホアさんは、日本に来て20年以上。日本の文化や考え方も大切にしながら、お店を営んでいます。

とくにファムさんは、ご両親がベトナムで有名な飲食店を経営されていたこともあり、幼少期から料理が身近な存在で、6歳からお店のお手伝いをしていました。

ファムさんは当時の思い出を振り返り「ベトナムでは、小さいころから両親を助けるのが当たり前のことなんです。料理人だった両親は、幼い私に対しても調理や衛生管理について厳しく指導してくれました」と話します。

その後、留学生として来日したファムさんとホアさんは東京・丸の内にある高級ベトナムフレンチ料理店で修行を積みます。ここでレベルの高い日本の接客や調理、衛生管理について学んだ経験が、今のお店やお弁当づくりに活かされているのです。

そんなお二人が作るミツコレストランのお弁当は、食材の仕入れにも強いこだわりがありました。ベトナム料理店のなかには、食材を直接現地から調達するお店もありますが、ミツコレストランは日本の厳しい衛生基準を満たした卸売会社から食材を仕入れています。

その背景には、ベトナムからの食材調達に比べて価格は上がってしまうものの、日本で提供するお弁当だからこそ日本基準の安心・安全を大切にするべき、というお二人の想いがありました。

朝7時から配達!早朝からベトナム料理のお弁当を届ける理由

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『ミツコレストラン』では、朝7時からお弁当の配達を行っています。朝早くから配達を行う理由について伺うと「朝からおいしい食事をしっかり摂り、一日を元気に過ごしてほしい」と、ホアさんは笑顔で語ります。

ベトナムでは、朝ごはんも家族全員で外食することが一般的で、多くのレストランが早朝から営業しています。日本では朝食を提供する飲食店が少ないと感じたファムさん・ホアさんは祖国とのギャップに驚いたそうです。

「日本のみなさんにも、一日の活力となる朝食に美味しいベトナム料理を食べてみてほしい」と、朝早くからお弁当を届けているファムさん。

初めて食べる料理が、その国の食事全体に対するイメージになることも往々にしてあるかと思います。「私たちのお弁当を通して、ベトナム料理のおいしさを日本のみなさんに知ってもらいたい。ベトナムを好きになってもらいたい」ファムさんはそんな想いで日々お弁当をつくりつづけています。

素材のうまみと豊かな風味が魅力。『ミツコレストラン』のお弁当

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今回いただいたのは、お二人のこだわりがたっぷり詰まった『【バインミー2種食べ比べBOX】豚チャーシュー&鶏パテ』と『【お手軽軽食BOX】本格ガパオライス』。

『【バインミー2種食べ比べBOX】豚チャーシュー&鶏パテ』(税込1,050円)

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鶏パテは、牛乳で煮込まれていることもあり、肉のうまみを感じながらもマイルドな風味で、優しい味わいです。

まろやかな舌触りのパテに、にんじんと大根の酢の物が合わさりさっぱりといただくことができます。アクセントとなるパクチーは最後に香り、すべての味をまとめてくれました。なお、パクチーは抜くこともできるので、苦手な方も安心して食べることができますよ。

じっくり煮込まれた豚チャーシューは噛むごとに、ココナッツミルクのやさしい香りがふわっと鼻から抜けていきます。鶏パテとはまた一味違うやさしい甘みが、ベトナムの地を思い起こさせます。

『【お手軽軽食BOX】本格ガパオライス』(税込700円)

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特製のサテで味付けされた豚のひき肉はピリッとしたほどよい辛さがありながらも、コクとうまみをしっかりと感じます。

口の中にジュワッと広がるのは、秘伝である数種の食材のうまみが詰まったサテの風味。この風味が、多くの方を魅了する『ミツコレストラン』のガパオライス最大の魅力とも言えます。

ガパオライスは、鶏ひき肉で作られることが多いですが、ミツコレストランでは、本場ベトナムでよく用いられる豚ひき肉を使っているのもポイント。豚肉で作るパオライスは、鶏肉よりもジューシーでお肉の食感を楽しめます。

『ミツコレストラン』のお弁当で、ベトナム料理の虜に

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「ぜひ一度でいいから食べてみてほしい。好きになってもらう自信があります!」笑顔でそう語るのはホアさん。

ベトナム料理と聞くと、あまり馴染みがなく味のイメージ・想像がつかない方もいるかもしれませんが、筆者も『ミツコレストラン』のお弁当を食べてみて、初めてベトナム料理の魅力に気づかされました。

ぜひ、一度でいい……とは言わず、何度も味と想いを噛み締めて、『ミツコレストラン』のお弁当を食べてみてください!

『ミツコレストラン』のご注文・ご予約はくるめしで

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https://www.kurumesi-bentou.com/mitsukorestaurant

ミツコレストラン

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常連客が多く、その美味しさからベトナム料理の虜になる方が続出している『ミツコレストラン』。おいしさだけでなく、日本の基準に基づいた徹底した衛生管理と、ホアさんの明るく丁寧な接客も大きな魅力の一つです。

1週間前までに予約が必要ですが2,980円から1万円の範囲で希望に応じた内容のコース料理をリクエストすることも可能。気になる方はぜひお問い合わせしてみてください。

また、2024年には2号店となる『Quán Phố-クアンフォ』を葛西駅近くにオープン。こちらにもぜひ足を運んでみてくださいね。

住所:〒132-0021 東京都江戸川区中央4-11-2-102

アクセス:JR総武本線新小岩駅から徒歩14分

営業時間:不定休 11:00~14:30、17:00~21:30

電話番号:070-4400-6868

instagram:https://www.instagram.com/mitsukorestaurant/