オムライス、ナポリタン、クリームコロッケ……“ザ・洋食”とも呼べるメニューをぜいたくに詰め込んだお弁当があります。それが、『Hungry kitchen 東京Rocket』(以下『東京ロケット』と称する)のつくる『昔ながらのオムライス&クリームコロッケ』です。
一目見た瞬間、誰もが「おいしそう!」と胸を躍らせる王道の洋食メニューが並ぶお弁当は子どもから大人まで多くの人に愛され、2025年に開催された「第2回 日本ロケ弁大賞」ではみごと金賞を受賞。
その背景には「手づくりにこだわった理想の洋食を、冷めてもおいしく届けたい」というつくり手の強い想いがありました。
今回は、『東京ロケット』の看板商品でもある『昔ながらのオムライス&クリームコロッケ』に込められた味へのこだわりと、これからの『東京ロケット』の挑戦について、店主の関野さんにたっぷりお話を伺いました。
目次
ファンの声が後押しに。『東京ロケット』誕生秘話

もともと居酒屋を営んでいた関野さん。ある日、知人から「催事に出店しないか?」と声をかけられたことをきっかけに、デパ地下での惣菜販売を始めました。
その後、関野さんは『つけにく麹屋』や『リッチクリームコロッケ東京』などの惣菜店をオープンします。やがてそれらの惣菜はその味わいの良さで人気を集め、芸能界にも多数のファンを持つほどに。
特に『リッチクリームコロッケ東京』の看板商品であるリッチクリームコロッケは、ケーキに使われるほど濃厚な生クリームや牛乳、バター、小麦粉を贅沢に使用し、さらに発酵食品と掛け合わせて仕上げた渾身の逸品です。
次第に「このコロッケやオムライスを撮影現場でも食べたい」という声が多く寄せられるようになり、期待に応えるべくお弁当づくりをはじめ『東京ロケット』が誕生しました。
居酒屋経営から始まり、催事出店を経てロケ弁業界という新たなフィールドへ。現在の『東京ロケット』の原点には関野さんの食への情熱と挑戦、人とのご縁があったのです。
“冷めてもおいしい”を叶える。惜しまない最後のひと手間

今回、取材を通して特に衝撃を受けたのは、『東京ロケット』のお弁当すべてが手づくりということ。イベントなどで数千個単位の大型発注を受ける場合も、工場で機械的に製造するのではなく、手づくりだからこそ生み出せる『東京ロケット』ならではの味を守っています。
さらに、お弁当をよりおいしく仕上げるためのひと工夫も特筆すべき点。
たとえば、『昔ながらのオムライス&クリームコロッケ』(税込1,404円)で使われるオムライスもプロの料理人が一つひとつを手巻きでつくっています。さらに冷めてもおいしく食べてもらえるよう卵の表面を乾かすひと手間を加えているのです。
この作業は、表面をなめらかに整え、後がけのケチャップソースの美しいツヤやコクを長時間保つためにするものだそう。
「できあがりから実際にお客様が召し上がるまでのタイムラグがあるお弁当だからこそ、いかにおいしさを保つかには最大限、配慮をします」と関野さんは言います。
調理時だけでなく使用する食材にも、関野さんの強いこだわりが光ります。
お弁当のクリームコロッケも『リッチクリームコロッケ東京』で販売されているクリームコロッケと同様に、北海道産の発酵バターとケーキ用の生クリームを使用し、濃厚で後を引く味わいを実現しています。
衣の中身にはとろっとしたクリームがぎっしり詰まっており、衣もサクサクで冷めても十分な満足感があります。揚げ物は揚げたてが一番!という概念をひっくり返されるほどの衝撃的なおいしさでした。
ロケ弁大賞の審査でも高く評価されたこの「冷めてもおいしい設計」は油脂の配合を調整することで、温度が下がった状況でも油分が固まらない工夫が鍵となっています。
『東京ロケット』のお弁当づくりには、手づくり、かつ冷めても満足できる洋食弁当を実現しようとする、プロとしてのプライドにあふれていました。
和の食材も活かす。発想力と技術が生む唯一無二のお弁当

見た目にもこだわったオムライス、冷めてもクリーミーなコロッケ……。お腹も心も満たされる“大人が楽しむお子様ランチ”のような洋食弁当を届ける『東京ロケット』。
看板メニューの『昔ながらのオムライス&クリームコロッケ』はもちろん、カマンベールチーズとみつばを混ぜ込んだ香り豊かなご飯に、ひき肉などこだわりの食材と丁寧につぶしたじゃがいもをごはんが進む味で仕上げた『自家製ポテトコロッケ&カマンベールごはん』(税込1,098円)。
さらには、チキンエキスとトマトをベースに、香味野菜をじっくり煮込んだ深みのある味わいが人気の『海老とトマトの熟成カレーライス』(税込1,080円)など、『東京ロケット』のお弁当ラインナップはどれも個性豊かで選ぶ人の心をくすぐるものばかりです。
とりわけ印象的だったのは、みつばとカマンベールチーズという、和と洋の食材を使った一見ミスマッチにも思える組み合わせ。口にした瞬間、「こんなに相性が良いのか!」とそのおいしさに衝撃を受けました。
まさに、食べる人を楽しませるための大胆で遊び心ある発想。関野さんいわく、こうしたアイデアは“ふっと天から降りてくるように”生まれるのだそう。かつてないおいしさを生み出すひらめき、そしてそれを形にする確かな技術力に驚かされました。
競合ではなく仲間に。業界を盛り上げる『東京ロケット』

第2回 日本ロケ弁大賞での受賞がきっかけとなり、欧風カレー弁当の名店『オーベルジーヌ』との新たなコラボレーションが実現。取材時には『東京ロケット』名物ともいえるクリームコロッケと『オーベルジーヌ』のカレーを組み合わせた特別なお弁当の販売が始まっていました。
さらに、2025年秋には渋谷ヒカリエで行われる催事で新商品の発表も予定されています。ロケ弁業界内で“信頼とつながり”を育みながら新たな広がりを生み出している『東京ロケット』。今後の展開にも大きな注目が集まります。
老若男女に愛される洋食を、最高のおいしさで届け続ける

『東京ロケット』は、ただひたすらに「誰もが笑顔になるお弁当を丁寧に手づくりすること」に心を注いできました。計算し尽くされた設計のもと、素材へ惜しみなく手をかけ、確かなプロの技術でお弁当一つひとつを手づくりする。その積み重ねこそが、お客様へ「安心と感動」を届ける源になっています。
今後は、冷製スープのお弁当や、季節を感じる新しいメニューの展開も予定されているそうです。世代を問わず、誰もがどこか懐かしくて恋しくなる“洋食”というジャンルを軸に、心もお腹も満たすお弁当を届け続ける『東京ロケット』。
その一つひとつの新たな挑戦が、さらなるお弁当の楽しみ方を広げていくはずです。
『東京ロケット』のご注文・ご予約はくるめしで
洋食の魅力をふんだんに詰め込んだお弁当が自慢の『東京ロケット』。看板商品のクリームコロッケやからあげを使ったお弁当はもちろん、麹で漬けた鶏肉による親子重なども逸品です。老若男女に愛されるお弁当の数々。会議やイベントなどの場で、ぜひ一度ご利用ください。
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