「おいしい!」が止まらない。20年目を迎えた「トリケラトプス」のこだわりブリトー

都会の中の“ローカル感”やほどよいレトロさと洗練さのバランスが魅力の東京・祐天寺。駅から徒歩2分の好立地に店を構える『トリケラトプス』は、2006年創業、今年で20年目を迎える人気レストランです。

創業当時、日本ではタコスやブリトーといったメキシコ料理やTEXMEX料理(テックスメックス=テキサス風メキシコ料理のこと)が一般的ではありませんでした。デリバリーでもほとんど存在しておらず、認知度もまだまだ低かった時代。

そんな中「もっと気軽に、本格的なタコスやブリトーのおいしさを楽しんでもらいたい」という想いからお店をスタート。そこから20年近く愛され続けてきた名店です。

「メキシカン・TEXMEXを日常食に」を実現するための“こだわり”とは――?今回は、店主の深井正人さん・紀佳さんご夫婦に『トリケラトプス』の料理に込められた熱い想いやこだわりをたっぷりとお伺いしました。

オリジナリティあふれるメキシカン・TEXMEXを日常食に

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『トリケラトプス』のはじまりは仲間うちの「想い」から。音楽活動やダンス、料理などさまざまな創作活動を愛する仲間たちが集まり、「とにかくおいしいものを広めたい」という情熱だけで始まったといいます。

「約20年前、創業当時は『タコスってなに?』という時代でした。ジューシーなお肉だけでなく、みずみずしい野菜もたっぷりと摂れて、とにかくおいしい。この食文化を日本に広めたいという気持ちが強かったですね」とオーナーの正人さん。

外観からレシピまで。見た目からワクワクする“遊び心”

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『トリケラトプス』は、正人さんが店舗の外観や内装、チラシ、パッケージデザイン、レシピ開発まですべて自身で制作。外観も内装も、まるで海外の街角にあるカフェのように洗練された雰囲気で、センスよく飾られたトリケラトプスのフィギュアやイラスト、絵画は遊び心にあふれ、訪れる人の心をくすぐります。大人はもちろん、子どもも思わずワクワクしてしまうような、楽しい空間です。

「自分たちの伝えたい空気感を100%出すために自分で作っちゃおうと。遊び心を忘れず、見た目でも楽しんでもらえるように心がけています」

ソースからビーフミートまで。すべて手づくりの“本気の味”

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『トリケラトプス』の味を支えるのは、自家製のオリジナルソース。

特に人気なのは、トマトベースの「オリジナルサルサ」。玉ねぎなどの野菜をふんだんに使い、さっぱりとしながらもコクと旨味のある味わいが特徴です。「辛さを控えめにして、どなたでも楽しめるようなソースにしています。辛いのがお好きな方はホットソースで辛さの調整もできます」

さらに、10時間以上かけて煮込むビーフミート・チキンミートもお店のこだわり。それぞれ牛肉とチキンを100%使用した素材に15種類以上のスパイスを使って、トリケラトプスオリジナルのおいしさが楽しめるようにアレンジしているそう。

能登の契約農家から直送されるお米や、セルロースフリーのチーズなど、素材へのこだわりも徹底。「地味なんですけど、ソースからお肉、トッピングまですべてに手間をかけているんです」と語る言葉に、ブリトーへの熱い想いを感じました。

まるでステーキ!食べ応え抜群の“トリケラトプス流”ブリトーのこだわり

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店舗での人気メニューは「ビーフステーキブリトー」。ブリトーで一般的に使われる煮込み肉ではなく、1枚ずつグリルした牛肉をふんだんに使用しており、食べ応えは抜群。海外の方にもファンが多い一品です。

「ブリトーを食べたことがある方も多いと思いますが、トリケラトプスのブリトーは全然違うのではないかと。もはや『トリケラトプスのオリジナルブリトー』というジャンルになっています」

日本人の舌に合うように、日本の調味料も取り入れながら、独自の味を作り上げている点も人気の理由でした。

冷めてもおいしく、食べやすい。“おいしい!”をデリバリーするための工夫

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店舗での販売はもちろん、企業からの注文も多いそう。人気を集めている理由のひとつが、“冷めてもおいしい”こと。「一つひとつの食材にしっかり味をつけているので、時間が経ってもおいしく食べられます」と紀佳さん。

たとえば、ブリトーで使われるメキシカンライスは特製のトマトソースで丁寧に炊き上げています。そのうえで具材同士のバランスを何度も試行錯誤して完成させたのが、このメキシカンライスだそうです。

さらに、法人利用では、片手で食べやすいように工夫を凝らしています。

「店舗では半分にカットして提供していますが、デリバリーではさらにアルミで包んで片手でも食べられるようにしているんです」――撮影スタジオやロケ現場など、忙しい現場でも愛されている理由がここにあります。

この日は、くるめし内でも人気を集めている『グリルチキン・ベーコンエッグブリトーBOX』(税込1,290円)をいただきました。

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一見コンパクトに見えるブリトーですが、モチッとした生地の中には、ジューシーなチキン、ベーコンエッグ、たっぷりの野菜がぎゅっと詰まっています。ひと口かじると、香ばしい香りとともに肉の旨味があふれ出します。気づけば夢中になって、口に運ぶ手が止まらなくなるほど。

特に印象的だったのは、ベーコンエッグでした。「今まさにこれが食べたかった!」と思えるような、どこか懐かしくも満足感たっぷりの味わいで、思わず頬がゆるむほどのおいしさでした。

サイドのコールスローサラダには新鮮な野菜がたっぷり。シャキシャキとした食感が口の中をさっぱりとリセットしてくれます。そして、外はカリッと香ばしく、中はホクホクに揚げられたポテトがこれまた絶品。思わず「このポテトだけで一箱食べたい!」と言いたくなるほどのやみつき感です。

コンパクトなBOXの中に、食べる楽しさと満足感がぎゅっと詰まった『トリケラトプス』のブリトー。冷めてもおいしい、片手で食べられる、最後まで飽きない――。

多くの人に支持されている理由が、一口ごとにしっかりと伝わってきました。

『トリケラトプス』の名に込められた想い

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ユニークな店名の由来を伺うと、「一度聞いたら忘れない、覚えやすくて親しみのある名前にしたかったんです」と、正人さん。

さらに、その名にはもうひとつの意味も込められているそう。
「トリケラトプスって草食恐竜なんですよ。だから、『野菜をたくさん食べて健康でいてほしい』というメッセージも込めています」

ユーモアの中に、しっかりとした想いが息づく店名『トリケラトプス』。そこには、食を通して“楽しく健やかに過ごしてほしい”というお二人の温かな願いが込められていました。

お客さんと一緒に進化していくメニューたち

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新メニューのアイデアは、お客さんとの会話から生まれることも多いと言います。

「お客さんが注文するトッピングがおいしそうで、スタッフがまかないで試してみたら『これ、いける!』って。それが商品化につながることもあります」

「肉が2倍のデラックス版ビーフステーキブリトー」や「お子さま向けメニュー」も構想中。「子どものうちからこの味を知って、楽しんでもらえたらうれしい」と深井さん夫妻は語ります。

祐天寺の地で、日常に寄り添うメキシカンを

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創業から20年。コロナ禍を経て、改めて「地元で愛されるお店」という原点に立ち返ったそう。若い頃は店舗を増やしたい、海外にも進出したいという夢があったそうですが、「今は祐天寺でお客さんにしっかり料理を届けたい」と語ります。

最後に、お客様へのメッセージを尋ねると、深井さん夫妻は笑顔でこう答えてくださいました。

「気軽に、楽しく、トリケラトプスの料理を味わってもらいたいです。こだわりはたくさんあるけれど、何より“おいしい”を感じてもらえるのが一番うれしいです」

『トリケラトプス』について

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メキシカン・TEXMEX料理にオリジナリティをふんだんに盛り込み、ここでしか食べる事が出来ない唯一無二の味が自慢の『トリケラトプス』。

「本格的な味わいを、もっと身近に感じてほしい」そんな想いから生み出される料理はどれも絶品。「今日のランチをちょっと楽しくしたい」――そんな時にぴったりのブリトーとタコスがここにあります。「いつもと違う料理を片手に、参加者同士の距離を近づけたい」そんな会議やイベントなどの場で、ぜひご利用ください。

▼ご注文・ご予約はこちら

https://www.kurumesi-bentou.com/torikeratopusu

『店舗情報』

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