良い仕事はおいしいお弁当から。アマナのロケ弁マスターが明かす“撮影現場で本当に食べたい”お弁当

テレビや映画、CM、スチールなどの撮影現場で芸能人やスタッフが食べるお弁当。通称「ロケ弁」。
ロケ弁がおいしいと現場の雰囲気が和み、撮影がスムーズに進んだり、結束力が高まったりと番組や広告制作に携わる人にとってロケ弁の役割は大きなものです。

そこで今回は、広告業界でビジュアルコミュニケーション事業を手がけるアマナのアソシエイト・プロデューサーをされている岡田音音(おかだ ねね)さんに、お弁当発注にかける想いやおすすめのお弁当を紹介していただきました。

🥢お弁当発注に悩んでいる映像関係者の方
🥢ロケ弁を作っているお弁当屋さん
🥢撮影現場の裏側を知りたい方

のご参考になる記事となっています。

アマナで一番お弁当に詳しい入社3年目の岡田さんに直撃インタビュー

画像
©️sonnzinn(amana inc.)

アマナのアソシエイト・プロデューサーの岡田さん。
アソシエイト・プロデューサーとは、広告制作における企画からアウトプットまで、制作全体の運用と予算管理を担うプロデューサーのサポートをするお仕事です。

具体的には、制作スケジュールや撮影香盤表・見積書の作成、スタッフ・撮影小道具・備品・お弁当の発注などの事前準備。

撮影中は、現場がスムーズに回るようにスケジュールの進行管理やクライアントさん、演者さんをはじめとするスタッフ全員のフォローなど仕事内容は多岐にわたります。

そんな制作現場で大活躍される岡田さんは、アマナの中で、一番ロケ弁に詳しいアソシエイト・プロデューサーとしても知られています。

岡田さんと同じようにロケ弁発注をするアソシエイトプロデューサーからも、「岡田さん、おすすめのロケ弁を教えてもらえませんか?」など相談されることも多くあるのだとか。

そんな、岡田さんは撮影時のロケ弁と差し入れに特化したインスタグラム「おとのロケ弁日記」をプライベートで開設。岡田さんのインスタグラムを参考にお弁当を発注する社員も多いそうです。

ロケ弁発注最大のポイントは、食べる人の気持ちを考えること

「お弁当の手配は、『最大のコミュニケーション』だと思っています」そう語る岡田さん。

今でこそ、ロケ弁インスタグラムのフォロワーが1764名(※2022年11月時点)の岡田さんですが、入社当初からロケ弁に詳しかったわけではありません。その裏側には数々の挑戦や失敗があったそうです。

岡田さんに過去のロケ弁発注の失敗から学んだ「弁当発注の心得」を3つ語っていただきました。

🍱弁当発注の心得:その1🍱選択肢を複数用意
入社1年目のとき、「今日はガッツリ系のお弁当を手配して」とリクエストをうけた岡田さんは、「お肉だったらボリュームもあるし喜ばれそう!」と思い焼肉弁当を用意しました。

ですが現場からは「あれ、今日は1種類だけなの?」というリアクションがあったそう。

後から分かったことですが、その現場はたしかにガッツリ系を好む人が多かったものの、それを好まない方も数名いました。

この経験から、選択肢を複数用意する大切さを学ばれたそうです。

🍱弁当発注の心得:その2🍱お弁当を配るシチュエーションを想定
食事をするシチュエーションやタイムスケジュールに合わせたお弁当の選定も求められます。

たとえば、早朝にロケバスで移動するときはバスが発車する前に軽食を配ります。

あるとき、オードブルのような大皿に盛り付けられた朝食を頼んでしまった岡田さん。
その教訓から、移動前に配る軽食は最初からお弁当箱に入っているBOXタイプを選ぶように気をつけているそうです。

🍱弁当発注の心得:その3🍱お弁当を食べる休憩時間も注意
岡田さんが先輩から受けたアドバイスで、気をつけていること。
それは、「紐を引くと温まるお弁当は、時間に余裕のある現場でオーダーすること」。

なぜなら、紐を引っ張ると温まるお弁当は、その場で温かいものが食べられる反面、食事が温まるまでに時間がかかるからです。

仮に休憩時間が20分の現場で、温まるまでに10分かかったら、貴重な休憩時間がもったいないですよね。そのため、岡田さんは現場のスケジュールや場所、食事をされる方々の都合など、それぞれの場面に合わせ、食べやすさなどを考えた最適なお弁当を選定しているそうです。

「何気ない会話もすかさずキャッチ」雑談の中に隠されたお弁当選びのヒントに迫る

岡田さんが仕事をする上で特に大切にしているのがコミュニケーション。
特にお弁当は食べる方の嗜好が異なるので、タレントさんのお弁当を用意する際は、SNSなどで情報収集を欠かさず行っているそうです。

また、クライアントやスタッフと一緒にお弁当を食べているとき「このおかず好きなんだよね」という会話はすかさずキャッチして次回のお弁当の発注に活かしているのだとか。

そして岡田さんの気遣いはお弁当だけに留まりません。
作家さんのように書く仕事をされている方の控え室には、蒸気で温まるアイマスクを置くなど、少しでも快適に過ごしてもらうための工夫をしているそうです。

ロケ弁は制作現場で最高のコミュニケーションツール

画像
©️sonnzinn(amana inc.)

そのような気遣いもあり、社内でも多くの方から支持されている岡田さん。

岡田さんが先輩からのアドバイスで教訓としているのは、「ロケ弁は撮影現場の中で唯一の共通言語」とのこと。
撮影現場では、カメラマン、音声、メイク、スタイリスト、美術、などまったく仕事内容が異なる方が一緒に食事をします。お昼の時間は“お弁当”という共通の話題が生まれること、同じものを食べることで現場の結束力が高まり、パフォーマンスにも影響するそうです。

「みんなロケ弁を楽しみにしてくださっているので、そのシチュエーションの中でベストなものを提供して喜んでもらいたいですね!」岡田さんはそう語ります。

撮影現場がザワつく!オススメロケ弁ベスト5

そんなロケ弁に詳しすぎる岡田さんに、現場のテンションが急上昇した記憶に残る絶対に失敗しないお弁当を教えていただきました。

第5位:のりこのごはん

画像
株式会社アマナ:岡田
株式会社アマナ:岡田

「の」のシールがかわいい「のりこのごはん」のお弁当。
一番のおすすめは「トマトクリームチキンオムライス弁当」です。

オムライスにトマトクリームがたっぷりとかかっていて、インパクトもあるし、コクがあっておいしいのが特徴なんです。

ロケ弁で洋食は多くないので、重宝しますね。
珍しいトマトクリームと「のりこのごはん」というかわいいの響きで、現場で話題になること間違いなしのお弁当です。

インスタグラム:https://www.instagram.com/norikonogohan/?hl=ja
ホームページ:http://norikonogohan.com/

第4位:美寿(びじゅ)

画像
株式会社アマナ:岡田
株式会社アマナ:岡田

インスタグラムで見つけた美寿さん。
ご飯が白ごはんか炊き込みご飯か選べるのがうれしいポイントです。

見た目もすごいきれいで味も格別においしく具がぎっしりなので想像以上にお腹いっぱいになります。

季節の食材をふんだんに使っているので、その時のベストなお弁当を味わえるのも楽しみのひとつですね!お肉と野菜のバランスも良いのでモデルさんにも人気です。

インスタグラム:https://www.instagram.com/bijouxtoshikatsu/
ホームページ:https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13095154

第3位:やきとり鳳(おおとり)

画像
株式会社アマナ:岡田
株式会社アマナ:岡田

赤坂にある有名な焼き鳥屋さんの鳳(おおとり)。
出来立てを赤坂から配達してくれるので、現場が近いとアツアツの状態でいただけます。
「これはできれば誰にも教えたくないな」と思ってしまうくらいおいしい焼き鳥弁当です。

ご飯の上にぎゅうぎゅうに敷き詰められた焼鳥が本当に本当に感動のおいしさ。
社内で私が初めて注文したら、一気に他のスタッフにも広まりました。

お弁当箱にも高級感があるので、お土産にもピッタリな一品です。


ホームページ:https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13155259/

第2位:海苔弁いちのや

画像
株式会社アマナ:岡田
株式会社アマナ:岡田

海苔弁が好きでよく食べるのですが、海苔弁の中でも一番おいしいのが「いちのや」。
ちくわの磯辺揚げがドーンと乗っていてインパクトがあります。

お肉もお魚もバランスよく入っているのがうれしいです。

写真は定番の海苔弁当ですが、秋だと紅葉の葉っぱなど季節に合わせた海苔弁もあるので、忙しいロケの合間にも日本の四季を感じられます。何度もリピートしたくなる王道の海苔弁当です。

ホームページ:https://noriben-tokyo.com/

第1位:ごはん屋 米米(こめこめ)

画像
株式会社アマナ:岡田
株式会社アマナ:岡田

大好きでたまらない米米の親子弁当は先輩から教えてもらいました。
「なんで米米の親子弁当はこんなにおいしいんでしょうか?」と毎回思うほどおすすめのお弁当です。

インパクトのあるたまご焼きの下にはたっぷりのそぼろが敷き詰められています。サイドメニューにも唐揚げが入ってボリューム満点。


一度食べたら忘れられない感動のロケ弁です。

インスタグラム:https://www.instagram.com/komekome301/?hl=ja
ホームページ:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140308/14015142/

今回取材にご協力いただいたのは、株式会社アマナ様

画像
フォトグラファー:sonnzinn(amana inc.) 場所:海岸スタジオ/アマナ

広告業界においてビジュアルコミュニケーション事業を手がける株式会社アマナ。
スチール・動画 (TVCM、WEBムービー)の撮影やCGなど、ビジュアル制作のコンセプト企画からアウトプットにいたるまで、ワンストップでプロデュース・提供。さらに、豊富なクリエイティブ資源や、年間 20,000 件にのぼる事例のナレッジを活用し、企業の課題や価値を抽出、コミュニケーションの質と量を変革させるコミュニケーションデザインに取り組んでいます。

また、アマナは制作拠点として撮影スタジオを保有。飲食の撮影に特化したキッチンを併設したスタジオもあります。
メニュー表やWeb・SNSなどのコミュニケーションツールの写真撮影も得意としており、お弁当を発注する視点でのご提案も可能です。
制作物でお困りの時はお気軽にご相談ください。

株式会社アマナ
https://amana.jp/

▼岡田さんインスタグラム|おとのロケ弁日記
https://www.instagram.com/oto_catering/

▼アマナのプロカメラマンによる期間限定撮影プラン
💌お問い合わせ
https://forms.gle/UDYr3hZWmS8tPMVd9

画像