「お客様の声を聞いて、もっと食に多様性を」元公邸料理人がエンディーズキッチンでお弁当を始めた理由

東京都中央区日本橋。オフィス街の一角に、皇太子様の食事を担当した経験のある元公邸料理人の遠藤雅文シェフがプロデュースした洋食弁当がある。その名も「エンディーズキッチン」。

今日は「弁当博士」として数々のメディアに出演する遠藤シェフの洋食弁当の秘密や、お弁当文化に対する熱い思いを語っていただきました。

世界各国で活躍された元公邸料理人がつくるお弁当の秘密に迫ります。

料理の入り口は栄養士。20歳で食のルールを網羅

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初めまして、エンディーズキッチンの遠藤(えんどう)と申します。私が料理の世界に入ったのは高校卒業後の時です。

高校卒業後進路で悩んでいた時、母から「衣食住の仕事は無くならない」と言われたことで、食の世界に飛び込み栄養士の勉強をしました。

必死に勉強し20歳の時に栄養士として病院・社員食堂・学校などで働きました。

勉強したことを直接活かせる栄養士の仕事にやりがいを感じていましたが、仕事内容は栄養価計算、献立の作成、在庫管理などの事務作業がメイン。

もっと現場に立って、お客様のために料理をしたいという思いから料理人にキャリアをシフトしました。


10年間のニュージーランド生活で目の当たりにした食の多様性

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そのあと、海外の食文化に興味を持った私は料理人としてニュージーランドに渡り、カフェやホテルレストランに勤務しました。そこで料理長も経験させていただきました。

ニュージーランドのお客様からは、ヴィーガン・ベジタリアン・ハラル・グルテンフリー・ミートフリーなどのリクエストがあり食の多様性を肌で感じたのです。

令和になった今ではヴィーガンやグルテンフリーなど多様な色のジャンルは認識されていますが、当時の日本ではまだまだマイナー。新しい料理を作ることは非常に勉強になりましたね。

ヴィーガンやグルテンフリーなど最初は特別メニューとして対応していたのですが、想像以上にリクエストをいただいたので、通常メニューに加えました。


ブラジル・トンガで公邸料理人として勤務

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ニュージーランドで10年間勤務した後は、大使や総領事が大臣や州知事などを家に招いて会食を行う時に料理を作る公邸料理人としてブラジルとトンガ王国に渡りました。その際トンガに来日されていた皇太子様の食事を担当させていただきました。

ブラジルやトンガで一番苦労したのは言語でした。ニュージーランドに10年間いたので英語には自信があったのですが、ブラジルの公用語はポルトガル語。英語は通じないので辞書を片手に食材を買いに行っていましたね。

トンガやブラジルでもベジタリアン、ハラル・ヴィーガン、グルテンフリーのニーズは非常に高かったことを覚えています。

そして2017年に帰国。ありがたいことに公邸料理人としての実績が認められ外務大臣表彰優秀公邸料理長の称号を授受しました。

日本にヴィーガン・ベジタリアンを広めたい!2019年にエンディーズキッチンで弁当事業を開始

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2017年に日本に帰国したとき、海外では需要の多いヴィーガン、ベジタリアン、グルテンフリーに対応しているお店が少ないことに気づきました。

「日本にも宗教的理由やアレルギーで食事を諦めている方がいるのでは?」という思いから、食のルールを持った方が気兼ねなく楽しんでもらえるお弁当の販売をスタート。

エンディーズキッチンは1日の3分の1の緑黄色野菜が採れるヴィーガン弁当を中心とした洋食弁当のラインアップを充実させています。私は栄養士の免許も持っているので美味しく栄養バランスも取れた健康弁当を得意としています。

お弁当に使う塩は3種類を使い分け

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お弁当は冷めた状態で食べるので、冷めたときも美味しく食べれるように下味や調理方法にもこだわりが。

例えばサーモンの下ごしらえをするときはヒマラヤ岩塩、野菜を茹でるときは瀬戸内海の塩、通常の味付けは博多の塩を使い分けるなど、塩の味と食材との相性が良いものを使っています。

中でもヒマラヤ岩塩はリラックスや快眠に効果があり、代謝を上げる効用もあるといわれています。働く方に召し上がっていただきたい一品です。

野菜は旬で栄養価の高いものを選んで使っています。旬の食材を使うことで値段も抑えられるので、お客様にも手頃な価格で提供できるように努力しています。



シェフ一番のおすすめ!【ヴィーガン】プレミアム弁当 1日の3分の1の緑黄色野菜と大豆のハンバーグ 自家製トマトソース弁当

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エンディーズキッチンでは、シャケ・ハンバーグ・チキンを使った洋食弁当を用意しています。その中でも私のおすすめはヴィーガン弁当。肉魚卵を一切使っていない一品です。

自家製の大豆ハンバーグを始め、フムスやキャロットラペなど食感や酸味のバランスを大切にしてお弁当を作っております。

ハンバーグにかけるソースもすべて手作り。お弁当の食材にはバターを一切使用せず、オリーブオイルや米粉油を使用するなど冷めても油っぽくならないように気をつけています。そして蓋を開けたときに「わっ!」と喜んでいただけるように彩りにも気をつけていますね。

不足しがちな緑黄色野菜もたっぷりと入っているので、栄養バランスが壊れがちなロケの中日や、健康志向の方が集まる場所で選んでいただけたらうれしいです。

「エンディーズキッチンのお弁当が食べたい!」お客様の声から始まった店頭販売

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エンディーズキッチンはデリバリー専門でしたが、お客様から「お弁当の販売は行っていますか?」というリクエストが来たため、週に1回から店頭販売をスタートしました。

エンディーズキッチンがある日本橋はお弁当激戦区。店頭で販売しているお弁当の平均価格は550円です。その中でエンディーズキッチンでは850円で販売しています。

他社と比べて金額は高いですが、健康を気遣う方からのリピートも多く、週1回から週3回と販売の回数を増やしました。日本橋堀留町付近の方は、お気軽にお立ち寄りください。

エンディーズキッチンのご注文・ご予約はくるめし弁当で

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・ヴィーガンやベジタリアン対応弁当を探している
・健康を気遣うゲストに野菜多めのお弁当を提供したい
・おいしい洋食弁当が食べたい

このようなニーズに対応するエンディズキッチンのお弁当は大活躍です。

ご注文・ご予約はこちら▼
https://www.kurumesi-bentou.com/




店舗情報

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エンディーズキッチン店頭販売情報
住所:東京都中央区日本橋堀留町1-3-11
販売日時:月、水、金
販売時間:11時30分から12時30分(売り切れになり次第終了)
📱LINE
https://lin.ee/TKpqKyH
📷Instagram
https://instagram.com/bentolabo?igshid=YmMyMTA2M2Y=