神奈川県横浜市中区。JR根岸線・関内駅から徒歩4分の繁華街に「手作りと化学調味料不使用」にこだわる、まじめな弁当があります。名前は「obento花まる」。夜は海鮮居酒屋として営業しています。お弁当の味はもちろん、見た目、コストパフォーマンスともに、学生さんから働く人まで多くの方に愛されいます。
今日は、花まる弁当代表・稲葉さんにお弁当のこだわりと人気の秘密を伺いました。味の決め手となる「かえし醤油」にも注目です。
目次
毎朝、市場で魚を吟味!海鮮居酒屋の店主がつくる”まじめ弁当”
鮮魚が自慢の居酒屋「呑場(のんどころ)ずずず」でつくられるお弁当。一番の魅力はなんといっても「鮮魚」です。稲葉さんが毎朝、横浜中央卸売市場に出向いて新鮮な魚を目利き。そのため、格段に鮮度の良い食材が揃います。
中でも鯖は、obento花まるの中でも大人気!引き締まった身と上質な脂が乗った鯖は、一度食べたらトリコになるおいしさです。
店主自ら市場に出向くからこそできる「予算に応じたオーダーメイド弁当」も得意です
『お客様に喜んでもらうために、手間は惜しみませんね』そう語る稲葉さん。現在はInstagramのダイレクトメッセージ機能を使い、お客様とやりとりをしながら、予算や理想のシーンに合わせたお弁当づくりもしています。
野菜も市場から仕入れているので、さつま芋や菜の花など、栄養価の高い旬の食材を楽しめるのもポイントです。有機ラディッシュの甘酢漬けなど、おいしく彩り鮮やかな副菜もお弁当を引き立てます。
新米が手に入ったときには、ご飯を引き立てるシンプルなおかずに変更が可能。あるときは福島県産の新米の上に、静岡のしらす、福岡の明太子を乗せて「和」を味わうお弁当をつくりました。
味の決め手は、蕎麦好き店主のオリジナル「かえし醤油」。芳醇な香りとコクが食欲を掻き立てます
obento花まるの味の決め手となるのが「かえし」です。本来かえしは、蕎麦つゆのベースとなる濃厚な液体。
稲葉さんが手打ち蕎麦を勉強していたときに研鑽を積んだ「かえし」もお弁当の味に欠かせません。
砂糖、みりん、醤油を独自の配合で調合して数週間熟成して完成する「かえし」。一度に大量につくると、色が変わり風味が劣化するので、作り置きはせずに、必要な分だけ丁寧につくっています。卵焼き、煮物、唐揚げにかえしを加えることで、冷めてもおいしく奥深い味わいになるそうです。
化学調味料不使用。手づくりにこだわった“まじめ弁当”
「冷めても温かいお弁当」をコンセプトにしているobento花まる。
5歳の子どもを育てるお父さんでもある稲葉さんは、自分の子どもにも安心して食べてもらえるお弁当をコンセプトにお弁当をつくっています。化学調味料や添加物を使わず、家族がつくってくれる手作り感を大切にしているそうです。
人気メニューの鶏肉の塩こうじ焼きは、稲葉さんの奥様が家庭でつくっている「麹料理」からインスパイアされたもの。鶏肉を一晩塩麹に漬けることで鶏肉が柔らかくなるだけでなく、多くの酵素が含まれている麹は腸活にも効果的です。
安心安全の評判は口コミで広がり、保育園の先生方の行事のお弁当に選んでくれたり、児童施設行事へのお弁当として注文したりと、子どもから大人まで愛されるラインアップとなっています。
お酒が好きな方にも食べてほしい。身体の中から喜ぶお弁当
料理の世界に入って今年で15年目の稲葉さん。関内との出会いは、今からおよそ13年前の2011年。
初めて、横浜関内でお酒を飲んだとき、関内の雰囲気や街に惚れ込み、そのままアルバイトとして居酒屋で働き始めたのがきっかけです。
その後、飲食・お弁当・卸事業を行っている会社に入社し、居酒屋のイロハを学びました。1年後には店長に就任。25歳のときに独立をして今に至ります。
プライベートでもお酒を飲むのが大好きな稲葉さん。お酒を飲むぶん、口にする料理は身体に良いものにこだわりたい。そんな想いから花まるのお弁当が誕生しました。
おかずがギュッと詰まったobento花まるの「海苔弁当」を実食!
テイクアウトした海苔弁当。それではさっそくいただきます。
天気が良かったので、外でピクニック気分でいただきました。
大好きなおかずがギュギュッと詰まった海苔弁当は、バラエティ豊かでテンションが上がりますね。
ジューシーな唐揚げ。新鮮なアジのフライ。ほっこりした味付けの副菜など、それぞれが本当においしくて大満足でした。
中でも個人的に感動したのが、下味がしっかりついた唐揚げです。こだわりのかえしの風味と鶏肉の旨味が口いっぱいに広がります。
ご飯には押し麦がブレンドされていてプチプチとした食感を楽しめました。体力を使うロケやイベントの現場でも申し分のないボリュームです。
お腹がいっぱいになっても、味が優しいので食べ疲れせずおいしく完食です。
ご馳走様でした。
花まる弁当 店舗情報
配達だけでなく、店頭販売も行っている「obento花まる」。
化学調味料不使用、完全手づくりのお弁当は身体想いのやさしい味付けです。横浜関内にお立ち寄りの際は、新鮮な食材が詰まったお弁当をぜひご賞味ください。
obento花まる弁当情報
住所: 神奈川県横浜市中区常磐町3丁目34 和風ビル102 (居酒屋ずずず)
電話: 045-264-6609
店頭販売時間:月・火・木・金 11:00〜14:00(売り切れ次第終了)
インスタグラム:https://www.instagram.com/hanamaru.obento/