高級海苔弁ブームの火付け役「海苔弁いちのや」。驚きが詰め込まれた元祖海苔弁を実食

シンプルだけど奥ゆかしい、昔ながらのお弁当「海苔弁」。ここ数年で、空前絶後の海苔弁ブームがきているのをご存知でしょうか?今回は2020年7月にオープンした、高級海苔弁の火付け役「海苔弁いちのや」のお弁当をテイクアウト。「一切の妥協をせず“本物の食材”が詰め込まれた海苔弁」と語られる海苔弁には、お弁当ライターを唸らせるたくさんの”仕掛け”がありました。

東京のパワースポット・靖国神社に店を構える海苔弁専門店「海苔弁いちのや」

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今回お邪魔したのは「海苔弁いちのや靖国通り本店」です。最寄駅は東京メトロ九段下駅。靖国神社に向かって真っすぐ5分とアクセスも抜群です。この日はあいにくの雨でしたが、緑があふれる道中は散歩がてらのテイクアウトにおすすめできます。

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道路沿いの一角に店を構える「海苔弁いちのや」靖国通り本店。シンプルだけど迫力のある白黒の店構えが目を引きますね。

「海苔弁」と大きく書かれた看板とのれんが、専門店らしさを強調しています。和をテーマにした高級な店構えもお弁当の世界観にぴったり。また靖国神社付近の緑の多い空間にも馴染んでいます。それでは、お店の中に入ってみましょう。

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のれんをくぐり木製のドアを開けて店内に入ると、いちのやのシンボルマーク「海苔弁」の看板が目に入ってきました。シンプルで力強く清潔感のある内装が印象的です。今回お邪魔したのは13時過ぎ。外は大雨にもかかわらず、店内はお弁当を買いにくるお客様で大賑わいでした。

海苔弁ブームの火付け役。第1回日本ロケ弁大賞で金賞を受賞。いちのやの「海苔弁」をテイクアウト

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今回テイクアウトしたのは「第1回日本ロケ弁大賞」で金賞を受賞した、海苔弁(1,200円)です。日本ロケ弁大賞とは、ロケ弁愛用者が“ロケ弁大賞にふさわしいと思うお弁当”にインターネット投票し、265種類のお弁当の中から品評会を経て選ばれたお弁当に与えられる賞です。そんな栄誉ある賞を獲得したいちのやの「海苔弁」には、食べる前から期待が高まりますね。
実際にお弁当を手に取るとずっしりとした重さを感じます。スタイリッシュな見た目とは裏腹にボリュームが期待できます。

ふたの裏側には、食欲をそそる「お品書き」が印字

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ふたを開けると、食材の産地やこだわりがコンパクトにまとめられたお品書きが目に飛び込んできました。どんなこだわりがつまっているかが分かるお品書きを見ると、より一層おいしさを感じることができます。お弁当もイメージ通り。海苔が見えないほどおかずがぎっしりと敷き詰められていて、何から食べはじめようかと迷います。ちなみに、お弁当の外箱には原材料や栄養成分、消費期限が印字されているので、差し入れのときも安心です。

一度食べたらクセになる!ほんのり甘辛い、とりもも肉の味噌焼き

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お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

最初にいただいたのは、「もも肉の味噌焼き」です。三重県松阪名物の厳選したとりもも肉を味噌につけて焼いていて、ほんのり甘辛い味付けがたまりません。もも肉は弾力があってしっとりジューシーな食感。ほどよく油がのっていて、一口食べると口の中にジュワっと旨味が広がります。表現しきれないほどの味わいが食欲を掻き立てるので一口目に食べて大正解でした。うれしいことに、とりもも肉は5~6個も入っているので、食べ応えも満点です。

ふっくら肉厚!新鮮な白身魚のフライ

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続いていただいたのは、お弁当の定番「白身魚のフライ」。サクッと揚がったフライは衣に味がついているので、付属のお醤油をつけなくてもおいしくいただけました。
衣はサクサク。魚の身は引き締まってつるつる。新鮮なお魚の醍醐味を一度に味わえる逸品です。白身魚はお肉のようにふっくら肉厚で、魚とは思えない満足感と存在感を楽しめました。

お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

身体が喜ぶ!きんぴらごぼうと野沢菜のお漬物

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お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

お肉お魚と続いたあとは、箸休めの副菜「きんぴらごぼう」と「野沢菜のお漬物」をいただきます。きんぴらごぼうは、細くカットされているため、野菜のシャキシャキした食感を楽しめます。お漬物は程よい塩味でみずみずしく、一瞬でお口の中がリフレッシュできました。

海苔弁いちのや名物!圧倒的な存在感を放つ「ちくわの磯辺揚げ」は期待を超えるおいしさ

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お次は圧倒的な存在感を放つ「ちくわの磯辺揚げ」です。サクッと揚がったちくわは、磯の香りがふわっと感じられどこか懐かしい気持ちになりました。お弁当の横幅と同じくらい大きな磯辺揚げですが、中に空気が入っているので、意外と軽くペロッといただけます。普段は脇役のちくわも、いちのやの手にかかるとメイン級の一品になります。

お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

海苔弁の主役!しっかりとした食感の「海苔」へのこだわり

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お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

おいしいおかずをいただくと見えてきたのが、海苔弁の主役とも言える「海苔」です。ラスボスのような力強さを感じさせる海苔は、密度がギュッと詰まって光り輝いていました。ご飯を覆い尽くすようにまるっと1枚入っているのも贅沢ですね。弾力のある海苔は、もち麦をブレンドしたお米との相性抜群。磯の風味が口いっぱいに広がる瞬間は、まさに至福のひとときでした。

思わぬ仕掛けにドキッ!海苔の下に隠された「味つけ卵」

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お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

いちのやのサプライズは味だけではありません。なんと、海苔の下に隠れていたのは、光り輝く「味つけ卵」です。お弁当を食べているのに宝探しをしているような気持ちになりました。

伝わりますかね?この卵の弾力感。絶妙な硬さがもう最高です。お箸でぶにゅっと押すととろりと美しい黄身が溢れてきて、しっとりとした味付け卵の味と美しさに心を掴まれます。

海苔の下に海苔!?これぞ究極の海苔弁サンドイッチ

いちのやの魅力は、まだまだ続きます。
「ほほう!こう来たか」思わず声をあげてしまうほどびっくりしたのが、ご飯の下にも海苔が敷かれていたことです。下から海苔→ご飯→鰹節→海苔→おかずの順番で盛り付けされているいちのやの海苔弁当。海苔と海苔でごはんがサンドイッチされているのが特徴です。海苔とおかずでふたがされるので、お米の水分が飛ばずに、最後までふっくらとした味わいを楽しめました。

お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

「海苔弁いちのや靖国通り本店 」店舗情報

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日本を代表する「海苔弁いちのや」のお弁当は、自分へのご褒美はもちろん、差し入れやおもてなしにも大活躍です。靖国通り本店の周りには、緑に囲まれた遊歩道とベンチがあるので、晴れた日には森林浴をしながらお弁当をいただくのもおすすめですよ。全国のおいしい食材をふんだんに使った海苔弁は、おいしさもボリュームも見た目もバッチリ。食事の時間が楽しみになること間違いなしです。靖国神社の近くにお立ち寄りの際は、海苔弁いちのや 靖国通り本店にお立ち寄りください。
店舗情報
海苔弁いちのや 靖国通り本店
住所:東京都千代田区九段南2丁目2-5
電話:03-6261-1147
営業時間:11時〜18時
HP:https://noriben-tokyo.com/index.html