2024年、第1回 日本ロケ弁大賞で「金賞」を受賞した『喜山飯店(きざんはんてん)』は2025年8月で創業40年の節目を迎えます。創業より本格中華の味を追求し続け、つくり置きや冷凍をせず、一つひとつ手づくりで調理することにこだわりを持つ同店。お弁当は冷めた状態が当たり前、そんな常識を覆し、温かいまま届けられる『喜山飯店』の中華弁当は唯一無二のおいしさだと、多くの人々をとりこにしています。
なぜできたての温かい状態で届けるのか、なぜこれほどまでに多くの人々に、様々な現場で愛され続けているのか……。
今回は、『喜山飯店』の味が誕生したきっかけや、おいしさの秘密。そして、お弁当づくりへの熱い想いを店主の斎藤さんに伺いました。
目次
ある一言がきっかけとなり生まれた本格中華弁当

テレビ局のスタッフから言われた「おいしいからロケ弁として配達してくれないか」の一言が転機に—―
2025年で創業40年目を迎える『喜山飯店』は、創業者の家業がレストラン経営だった事もあり、オープン当初は飲食店として営業していました。その後、惣菜店をオープンするなど販路を拡大。ある日、『喜山飯店』のおいしさに感動したテレビ局のスタッフがお弁当を配達して欲しいと 直談判したことをきっかけに宅配弁当を開始したといいます。
お弁当販売開始当初は、テレビ局のスタッフ自らビラを配るなど積極的に宣伝活動を実施してくれたそう。周囲の応援もあり今では「中華弁当と言えば喜山飯店」と誰もが口をそろえるような名店に成長しました。
本格的な中華料理が自慢の『喜山飯店』の中華弁当は、どのおかずもご飯が進むおいしさで、数々の現場から愛され続けています。
温かいままお届け。お弁当の常識を覆すおいしさへの探求心

第1回 日本ロケ弁大賞「金賞」の受賞の決め手ともいえるのは“できたてのおいしさ”です。宅配のお弁当は一度しっかり冷まして、菌が繁殖しにくい温度にしてからお届けすることが一般的。しかし、『喜山飯店』では調理後熱々の状態ですぐにお弁当を段ボールに詰め、高温をキープした状態のまま配送します。菌が繁殖する温度帯の時間をできるだけ短くすることで品質が担保され、食感や味わいも損なわれずにおいしい状態のままお客様の手元に届けられるのです。
“できたてのおいしさ”をとことん追求した結果、「お弁当は冷めているもの」という当たり前だと思っていた常識を覆し、お客様に評価される喜山飯店のお弁当が生まれました。
受賞の反響について、斎藤さんはこのように話します。「業界的にもよく知られている有名店と肩を並べて受賞でき、大変嬉しかったです。現状に満足せずまだまだ上を目指し、より多くの方に喜山飯店の味を知ってもらえるように頑張りたいと思います」
徹底した品質管理とおいしさへの強いこだわりを感じ、『喜山飯店』ならではの「できたての状態」で配送される工夫から、金賞を受賞できた理由が見えてきました。
素材も調理も一切妥協なし。本格中華の味を支えるこだわり
「金賞」を受賞した『喜山飯店』の『お弁当 A (4種弁当)』(税込1,188円)にクローズアップ。中でもとくに評価を受けたのが、「麻婆茄子」と「エビチリ」です。どちらも中華料理を代表する人気のおかずであり、一口頬張るだけでさまざまな味が楽しめるように工夫されています。

「麻婆茄子は、茄子の甘みと豆板醤などの辛さのコントラストを楽しんでいただけるように仕上げました。大きな茄子を使うことで、餡が具材の中まで染み込みすぎず、茄子本来の甘みをしっかりと感じられるようになります」
エビチリは火の入れ方を細かく調整し、プリッとしたエビの弾力を存分に活かしています。
また、『喜山飯店』のお弁当の最大の特徴は「つくり置きや冷凍をしない」こと。すべてのお弁当をその日の朝に調理し、できたての状態で提供しています。ご飯はもちろん、おかずも一切つくり置きや冷凍はせず、すべてその日の朝に手づくりで仕上げます。
「その日つくったものを、その日食べてもらう。だからこそ、味のまろやかさや食感を楽しんでもらえると思います。中華料理の本来のおいしさを、お弁当に詰めこんでいます」
火加減の調整や食材の扱い方まで、細やかな技が光る『喜山飯店』のお弁当。その一つひとつが、愛されつづけるお弁当をつくり上げています。
難易度の高い中華弁当。視点を変えて見えたもの

「本格中華のお弁当は、実はとてもつくるのが難しいんです。中華料理は多くの油を使うので、冷めるとどうしても味が落ちやすい。だから、普通のお弁当屋さんはあまり手を出したがらないのかもしれません。ですが、私たちは“冷めてもおいしくする”のではなく、“温かい状態でお届けする”ことに集中してきました。その結果、お客様から支持していただけたのだと思います」
本格中華のおいしさを「お弁当」で届けるために。常識にとらわれず、諦めることなくこだわりを貫き続けたからこそ、『喜山飯店』のお弁当は多くの現場で愛されてきたのでしょう。
「欲を言えば、もっといろいろな本格中華の弁当屋が増えて、中華のお弁当文化がもっと広がっていけばうれしいですね。競争があるからこそ、私たちも負けないようにがんばれるし、本格中華をもっと多くの人に知ってもらうきっかけにもなるはず。お弁当というかたちで、中華料理の魅力をより多くの人に届けていきたいです」
『喜山飯店』のお弁当の蓋を開けた瞬間、ふわっと立ちのぼる湯気と香ばしい香り。ひと口頬張れば、本格中華ならではの奥深い味わいが広がります。そんな心も体も満たされるひとときと中華料理の魅力を、『喜山飯店』はこれからもできたてのお弁当とともに届けていきます。
『喜山飯店』について
『喜山飯店』は、本格中華の味を手軽に楽しめる中華弁当の名店です。 厳選された食材と磨き上げられた職人の技とのマリアージュでつくられるお弁当は、ボリューム満点で幅広い層から支持されています。 特に人気な『お弁当A(4種弁当)』は、エビチリや麻婆茄子、キクラゲタマゴなど多彩なおかずが詰め込まれており、大好評。 ロケ弁や会議弁当としても高い評価を受け、多くの注文が寄せられています。ぜひご賞味ください。