数多くの食通芸能人をトリコにする『喜山飯店』の本格中華弁当の魅力とは
京王電鉄京王線芦花公園駅から徒歩6分、旧甲州街道沿いに『喜山飯店』があります。同店は、数々のグルメを食べてきた、芸能界の食通たちも夢中になるほどの本格中華弁当が自慢です。
「どのおかずも味付けがしっかりされていてご飯がすすむ」
「びっくりするほど海老がたっぷり入っているエビチリがお気に入り」
「冷めてもおいしい!ボリューム満点でお腹がいっぱいになる」と味や内容に満足する口コミが多く寄せられる同店。今回は、店主の齋藤さんに喜山飯店の歴史や味へのこだわり、お弁当づくりに込める想いをインタビューしました!
目次
多くの芸能人をうならせた喜山飯店の味とその歴史
2024年8月で創業39年を迎えた喜山飯店は、創業者・賀来さんの実家でレストランを経営していたこともあり、開店当初は現在のお弁当専門店ではなく、飲食店として営業していました。
その後、銀座松屋や京急ストアで惣菜店をオープン。ある日、テレビ局のスタッフから言われた「おいしいからロケ弁として配達してくれないか」のひとことが転機となり、喜山飯店のお弁当販売が始まりました。
開店当時は、テレビ局のスタッフ自ら局内でビラを配ってくれるなど、お店の宣伝に協力してくれたそう。周囲からの応援もあり、やがて「中華のロケ弁といえば喜山飯店」と呼ばれる程の人気店に成長します。
そして約20年前、千代田区の三番町にお弁当専門店をオープンしました。
店主の齋藤さんは「お客様が一緒にロケ弁をつくりあげてくれた」と語ります。
味のルーツは素材のうまみを活かす楊州料理
中華料理とひとことでいっても、四川料理、北京料理など地域によってさまざまな特徴があります。
たとえば四川料理は香辛料がふんだんに使われ、辛めの味つけが特徴。北京料理は首都・北京が長らく文化の中心地であったことから、中国各地の風味を吸収した繊細な宮廷料理として発展しています。
そんな中、喜山飯店の料理は素材の味を大切にする「揚州(ようしゅう)」料理をルーツとし、さらに日本人の口に合うようにアレンジして出来上がりました。
多くの人に愛される味を完成させたのは、元調理長である揚州出身のジャンさん。現在もジャンさんがつくりあげた喜山飯店オリジナルの味わいを大切に受け継ぎ、本場中国出身のシェフが真心こめて作り上げています。
おいしさの秘密は食材へのこだわりとひと手間にかける熱
卵や野菜など、お弁当には一つ一つ厳選した食材を使用しています。中でも、ファンの多い麻婆茄子に使う茄子は、付き合いの長い八百屋さんから通常の2倍ほどの大きさのものを仕入れています。一口では食べきれないほどの大きさの茄子はインパクト抜群です。
素材だけでなく調理工程にもこだわりが光ります。
人気メニューのエビチリや麻婆茄子をつくるうえで大切にしているポイントは「二度揚げ」。
このひと手間で食感が決まり、形が崩れすぎることを防げるのだそう。二度揚げすることで海老はプリっとした食感に仕上がり、茄子は素材本来の甘味がぎゅっと閉じ込められます。
日々、大量にお弁当をつくるなか、たとえ手間がかかるとしても喜山飯店の味の決め手となる、欠かせない工程の一つだといいます。
がんばる人を応援したい。お弁当づくりに込める想いとは
喜山飯店の企業理念は「食を通して社会貢献をする」こと。
疲れたけど、もうひと踏ん張りがんばらなければいけない……。
そんな、一生懸命がんばっている人々を元気づけるために、日々お弁当づくりに向き合っています。
全体的にご飯がすすむ濃いめの味ですが、あえて卵だけは薄味にしているそう。箸休め的なおかずを用意することで、最後までお弁当をおいしく食べてもらおうとする細やかな工夫を感じました。
食べる前と後。人生がガラリと変わるお弁当体験
この日、筆者がいただいたお弁当は『お弁当 A (4種弁当) 』(税込1,296円)。
お弁当箱から飛び出してきそうなくらいに、白米もおかずもモリモリに盛られており、一目見ただけで気分が上がりました。手に持ってみると感じる、ずっしりとした重みに思わず頬がゆるみます。
まずはエビチリをぱくり!エビチリといいつつ、メインの海老はお気持ち程度……なんてことがよくありますが、喜山飯店のエビチリは違います。ぷりっぷりの海老がたっぷり入っていて、甘辛い味わいにご飯がどんどん進みます。
続いて、名物麻婆茄子。一口では食べきれないほど大きくカットされた茄子に圧倒されました。ピリ辛な味付けと茄子本来の甘味がこれ以上ないほどマッチング!
ほかにも、ピーマンと豚肉の細切り炒め、佃煮、箸休めのキクラゲタマゴとご飯との相性抜群なおかずが並び、白米がいくらあっても足りない!もう一つ食べたい!と嬉しい悲鳴を上げてしまうほど。この味を知る前には戻れない。そんな衝撃的なお弁当体験でした。
一つからでも購入可能!さまざまなシーンでご賞味あれ
ロケ弁というと、大量注文でないとダメなのでは?と思いがちですが、喜山飯店のお弁当は一つからでも購入可能です。もちろん、ロケだけでなく、行楽や会議など、さまざまなシーンで楽しめます。
ぜひこの機会に、明日への活力につながる、幸せの味をご賞味ください。
『喜山飯店』の店舗情報
住所:東京都杉並区上高井戸1−23−15
TEL:03-5357-8738
FAX:03-5357-8158
営業時間:午前10時より午後6時まで ※年中無休(お正月休みとお盆休みを除く)
公式HP:https://kizanshop.jp/index.php/
公式X(Twitter):https://twitter.com/kizanhanten
配達:税込18,000円以上~
杉並区 (上高井戸、 下高井戸)
世田谷区(粕谷、 給田、 北烏山、 南烏山、 八幡山、 上北沢)
配達詳細:https://kizanshop.jp/index.php/delivery