ロケ弁を始めて35年、テレビや映像業界の方の胃袋を支えてきた駒春。
モダンでオシャレだけど、どこか家庭的でほっこり。
そんな駒春のお弁当は、日本の“テレビ業界”で働く方々の活力となり、頑張る人を優しく見守って来ました。
今回は、和食の有名店「駒春」の駒場 雅人(こまば まさと)さんに、お弁当に対する想い、チームビルディングについてお話を伺いました。
目次
料理経験ゼロから弁当事業をスタート
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「老舗なのに社長さん若いですね」嬉しいことに配達に行くと、そのような言葉をいただきます。
和食弁当「駒春」は、私の父が創業した会社です。
私が代表に就任する6年前までは、父とアルバイトさんの2名で経営していました。
「もう、お店を畳もうかな…」というタイミングで、私が後を継がせていただきました。
27才のサラリーマンが、弁当屋「駒春」の代表に
私の父が弁当屋をしていたこともあり、学生の時からちょくちょく、盛り付けなどの手伝いをしていました。
「うーん、もっとこうしたら良くなるのに。この作業工程要らなくない?」
直接父親には歯向かいませんでしたが、幼いながらに感じていたことがたくさんありました。
改善するポイントがなんとなく分かっていたので、もし自分が継ぐとなっても成功できる根拠の無い自信があったんですよね。
しかし、正月しか休まず、早朝から夜までひっきりなしに働く父親の姿を物心ついた時から見てきました。
サラリーマンという安定した生活を捨ててまで、激務の重労働の世界に飛び込んで行くべきなのか頭の中で大きな葛藤がありました。
そんな私に転機が訪れたのは、27才の時。
父親がお店を畳むと宣言したのをきっかけに「自分の力を試してみたい、やってやるぞ!」と気持ちが大きく変化したんですね。
やっと踏ん切りがついたので、それと同時に、当時勤めていた会社を退職。
二代目社長として弁当事業をスタートしました。
6年間で3倍驚異の売り上げ
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私が元々新しいことが好きという性格もあり、先代の父親が反対していたネットを使った集客を積極的に行いました。
初めての事で試行錯誤や失敗を何度も何度も繰り返しました。
高いお金を払って広告を出してもうまくいかず、頭を抱える絶望した日々もありました。
そのような葛藤の中でもがき苦しむこと数年。なんとか自社のサイトも認知されはじめました。
ありがたいことにテレビ業界のお客様に間でも口コミが広がり、注文数も徐々に増えていきました。
駒春の思いもよらぬ“急成長”に隠された舞台裏
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売り上げが右肩上がりになるにつれて、新宿区の曙町にあったキッチンから、現在の四谷に移転をしました。
現在は2つのキッチンで1日に800食を製造しております。
各キッチンに、宮城・植松という店長を設けているのですが、彼らが口を揃えていうのが人間関係。
私たちはロボットじゃないからそれぞれ感情を持っています。良好な人間関係やチームワーク、仲間意識の元良いお弁当ができます。
良いお弁当を自信を持って提供する事で、お客様に喜んでいただき次の注文に繋がる。
私は、このようなサイクルを大切にしています。
だから店長には、現場をマネジメントするときは「感謝を忘れないように」と伝えています。
駒春のチームワークの秘密は、なんでもやる社風
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駒春のキッチンでは、盛り付け担当、焼き物担当といった分業はやっていません。
毎週担当する箇所が、ローテーションで振り分けられます。
弊社のような中堅規模のキッチンになると、それぞれの担当制とするお弁当屋さんが多いのですが、駒春では、チームワークを何よりも大事にしています。
全ての工程を理解する事で、お互いが助け合いカバーできる一体感が生まれ、同時に仲間意識が生まれます。
よく取引先の業者さんから、「駒春さんは、みなさん明るくて気持ちよく仕事ができます!」と嬉しいお言葉をかけていただきます。
手前味噌ですが、それはチームワークから生まれた気遣いや思いやり、目的意識から来ているんじゃないかなと思います。
会社を経営していて、本当に嬉しいと思う瞬間ですね!
閉鎖的な空間だからこそ、繋がりを重要視
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お弁当をご注文される方ならイメージいただけると思うのですが、
私たちお弁当屋が唯一お客様と関わることができるのが「配達」の時。
一般的な飲食店と違って、弁当屋はお客様がお弁当を召し上がっている姿を見ることはできません。
キッチンの作業台に向かって、仕込みや調理、盛り付けをする姿は決して
華やかとは言えません。
そんな環境だからこそ従業員には、外の環境との接点を持たせるようにしています。
中でも、取引先の業者さんはビジネスパートナーとして接しています。
「駒春さんと一緒に仕事をしてよかった!」と言っていただけるように、私たちが提供できるものは全力で提供して、お互い気持ちよく仕事ができるそんな会社を目指しています。
“アパレル要素”を取り入れた「和モダン弁当」
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実は私、駒春でお弁当をやる前は、3年間ほど外資のアパレルで働いておりました。
その経験もあって、おしゃれな女性誌の撮影現場の休憩中に食べるような、「ちょっと特別なお弁当」の世界観を
お弁当で表現したかったんですよね。
同じ飲食でも、レストランの場合は、
・お店の外観
・照明
・接客
・お皿
・BGM
など、さまざまな要素が重なって顧客体験を提供していると思います。
その一方、お弁当だと判断をする基準が「商品」だけになってしまいます。
だからこそ、第一印象である「見た目」にも最大限こだわっています。
言葉を選ばずに言うならば、昔ながらの「和食弁当」を脱却して、イマドキのお弁当を目指しています。
具体的には、
・スタイリッシュな容器
・オリジナルのし紙
・彩鮮やかな副菜
・たっぷり入ったメイン
など、従業員みんなで試作を繰り返しながら商品を開発しました。
駒春のオススメは、トロサーモンの味醂醤油焼き
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「駒春」一番のオススメ弁当は、二段折箱弁当 トロサーモンの味醂醤油焼き弁当。
自慢のトロサーモンは100gの大判サイズ。
脂がトロっとのっていて、ほんわかした食感が特徴です。
副菜も何度も改良を重ねながら、ようやく今の形に落ち着きました。
女性が多い現場はもちろん、栄養バランスを気にされている方にも、喜んでいただけるお弁当です。
「駒春」の更なる野望
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まだまだ閉鎖的なイメージが根強く残っているお弁当業界。
今の市場だけに囚われず、新しい事にチャレンジして行きたいですね。
例えば、「ロケ弁」と聞くと、芸能人や業界の人が食べるイメージがあります。
限られた人だけではなく、ちょっとした日常でも広がってほしい。
もっとロケ弁が身近になってほしい。そのような願望がありますね。
例えば、同業者のお弁当屋さんとタッグを組み、イベント会場で一般の方向けに販売する事や、一般消費者の方に向けて、ロケ弁を身近に感じてほしいと思っています。
駒春のお弁当のご予約はくるめし弁当で
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駒春のお弁当は、ロケ、撮影、差し入れなど、人が集まるシーンでご利用いただいております。
「緊張感のある現場だから、栄養のあるお弁当を食べてほっこりしてほしい」
「連日続くロケだから、美味しいものを食べて頑張ってほしい」
そのような外せない時こそオススメしたい、間違えない和食弁当です。
▼ご注文・ご予約はコチラ
https://www.kurumesi-bentou.com/komaharu/