近年の海苔弁ブームのなか、くるめし弁当内でも特に⼈気を博している『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』は、 コロナ禍 で誕⽣したブランドです。
多くの⼈々が移動を制限されひどく落ち込み、それぞれの故郷に思いをはせていたあのころ。ふるさとの味を思い出すような、どこか懐かしさのある定番の⽇常⾷「海苔弁当」に着⽬しました。「凍えた⼼を温かく包みたい」という想いからお弁当づくりが始まったといいます。
今回は商品の開発や販売に携わる湊⽥さんと、その右腕となりサポートをする藤原さんにお弁当へのこだわりや想いをインタビューしました︕
目次
冷めてもおいしい3つのこだわり。お⽶・海苔・醤油の選び⽅とは
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』は、馴染み深い昔ながらの海苔弁を、厳選された⾷材とこだわりの調理法で進化させた海苔弁専⾨店です。
インパクトのある店名には、「たくさんの⼈におなかいっぱい、⼼ゆくまで海苔弁を楽しんでもらいたい」との願いが込められています。 ボリューム満点でありながら、どこかほっとする味わいが、リピーターを惹きつけて離しません。
冷めてもおいしいお弁当をつくるうえで特にこだわったのは、お⽶、海苔、醤油の3つです。
1つめは、新潟県⻑岡産の特別栽培⽶「こしいぶき」。こしいぶきは、コシヒカリのおいしさを受け継ぐ⽐較的新しい品種で、コシヒカリよりも粘り気が少なくあっさりした味わいが特徴です。
数ある国産⽶の中からこしいぶきを選んだ理由は、粒の⼀つひとつがしっかりしていて、冷めてもふっくらとおいしく、どんな料理にも合わせやすいから。
品種にこだわるだけでなく、季節や気温に合わせて⽔加減や浸⽔時間の調整も徹底しています。「冷めてもおいしいのが⼀番⼤事なポイント。お弁当のお⽶がまずいなんてあってはならないですからね」と⼒強く語る湊⽥さんと藤原さんの表情がとても印象的でした。
2つめに、海苔弁の主役である海苔。『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』では、有名な有明海産の海苔をチョイス。その特徴は⾹りの⾼さです。潮の⼲満差の激しい過酷な環境で育ったことにより、旨味がぎゅっと閉じ込められ、⾹りが増すのだとか。
3つめは、⼩⾖島産の⽣醤油(なましょうゆ)。⽕を通していない⽣の醤油で、⽕⼊れした醤油よりまろやかな味わいが特徴です。醤油の蔵に住み着く微⽣物のはたらきで発酵した醤油は、⾹りも味も穏やか。⾷材本来の味を邪魔をしません。
ふっくらとしたお⽶、⾹り豊かな海苔と醤油が⼀体となり、最⾼の状態で提供される『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』の海苔弁。妥協のない⾷材選びや、季節や気温による影響を考慮した調理法が、懐かしさの奥に新鮮さのある海苔弁を⽣み出したのだと実感しました。
家庭的で懐かしい味を⽬指し続けて
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』のお弁当は、鮭や鯖などの焼き⿂、⽣姜焼 き、唐揚げといった家庭で馴染み深いおかずを採⽤していて、どこか懐かしさを感じさせるラインナップがバラエティー豊かに揃っています。
中でも、⼈気ナンバーワンのおかずは鮭。スチームコンベクションで蒸し焼きにした後に⽪⽬を炙ることで、中はふっくらジューシーで外側はパリッと⾹ばしい理想的な仕上がりになっています。
鯖にも強いこだわりがあります。切り⾝⼀つひとつに⼿作業で細かい隠し包丁を⼊ 振り、⽔分と臭みをしっかり抜くことを徹底。「この⼀⼿間によって旨味を凝縮させ、箸通りよく召し上がっていただけるようになりました。何度も試作を繰り返したんですよ」と、メニュー開発時のエピソードをいきいきと語る湊⽥さん。
きっかけはコロナ。⽇常に溶け込む「海苔弁」へのこだわり
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』の海苔弁が誕⽣した背景には、コロナの影響があります。持ち帰り需要がグッと⾼まっていたころ、湊⽥さんらは、誰もが思い浮かべる⽇常⾷として海苔弁に着⽬。⼈々の⼼に寄り添いつつも、プロの技が光る⼿間暇をかけることで、唯⼀無⼆の海苔弁が誕⽣しました。
「どんなときでも安⼼して⾷べられるお弁当を届けたい」。そんなつくり⼿の想いが、⾷べ進めるごとに伝わってきます。
この⽇、筆者がいただいたお弁当は『⽢塩銀鮭の炙り焼きと鶏つくねのこだわり醤油照り焼き弁当』(税込1,150円)。有明海産の海苔をバックに⾊鮮やかな鮭の切り⾝が⽬に⾶び込んできます。⾚や⻩⾊、緑など豊かな彩りが⾷欲をそそります。
⾷べやすいように3枚にカットされた海苔には、⽣醤油がほどよく染み込んでいます。ふっくらつややかなお⽶、鮭や唐揚げ、つくねやちくわなど、どれを⼀緒に⾷べてもおいしく、味がケンカをしない調和のとれた仕上がりでした。
⼀⼝⾷べるごとに故郷の懐かしい⾵景が⽬に浮かびます。温かい想いが詰まったお弁当とはまさにこのこと。当たり前に感じていた海苔弁のおいしさを再確認するきっかけとなりました。
新しい海苔弁のかたちを届けたい。今後の展望と新たな挑戦
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』では、 さまざま なシーンで海苔弁の新たな魅⼒を発⾒してもらうため、これまでにない新たな取り組みを計画しています 。
たとえば、⼿のひらサイズのかわいらしい海苔弁などの新メニューの開発です 。ほかにも、朝のロケ弁として活⽤してもらえるよう、早朝納品の対応も始めました。
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』は、⽇常の中に特別なおいしさを届ける存在です。お⽶、海苔、醤油、そしておかずすべてにこだわり抜いた味わいは、つくり⼿の温かい⼼を感じさせます。ぜひ⼀度、そのおいしさを体験してみてください。
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』のご注⽂・ご予約はくるめしで
『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』は、今や定番となった海苔弁の新たなおいしさを提供。さまざまな海苔弁を取り揃えています。
● おいしい海苔弁を探している
● どこか懐かしさを感じる、愛の詰まったお弁当を探している
● お⽶や海苔、醤油など細かい部分にこだわりを持ったお弁当を探している
多様なニーズに応える『海苔弁ごっつ⾷べなはれ』のお弁当。さまざまなシーンで⼤活躍すること間違いなしです。ぜひ、⼀度ご賞味ください︕
▼ご注⽂・ご予約はこちら
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