たった3時間で1,000食を3人で製造!日本一カッコイイお弁当屋を経営する株式会社RISEの社長にインタビュー

飲食店・お弁当屋さんのイメージと聞くと、「長時間労働」「慢性的な人材不足」などブラックなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

中でもお弁当屋さんは、深夜から仕込みをしてお弁当を作るケースも少なくありません。

しかし今そのようなお弁当屋さんの長時間労働の常識が、大阪にある会社によって壊されようとしています。その会社の名前は株式会社RISE。

今日はお弁当業界に新しい風を巻き起こした、株式会社RISE代表の酒井さんに独占インタビュー。業界を変えようと思った理由や旋風を旋風を巻き起こした「冷凍技術」について語っていただきました。

嫁と一緒にはじめた7坪のおにぎり屋から1日数千食製造する工場経営へ

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今回お話を伺ったのは、大阪市東成区に店を構える株式会社RISEの酒井社長。
今では1日に数千食のお弁当を作り、複数屋号を展開している株式会社RISEですが、はじまりは奥様と2人で始めた7坪のおむすびテイクアウト専門店でした。

その後、おむすびのテイクアウト専門店から、おむすびの配達へと事業を拡大した株式会社RISE。
お客様より「おむすび以外のおかずもあったらいいのに」という声が多数寄せられたので、居酒屋事業に参入しました。

朝はおにぎりの製造、昼はテイクアウトでおにぎりの販売、夜は居酒屋というサイクルでキッチンをフル稼働し、寝る間も惜しんで働いたそうです。

その頃、厚生労働省より「HACCP(ハサップ)」が叫ばれるようになりました。
そのとき酒井社長は、『今後デリバリー事業を伸ばしていくには、専用工場を作ったほうがお客様に安心感を与えられるのでは?』と考えてセントラルキッチンを設立に踏み切ったのです。

その後、株式会社RISEのきっかけとなった心斎橋のおむすび専門店は「おにぎり専門店おむころ」としてリニューアルしました。そして今もなお、株式会社RISEを語るうえで欠かせない人気ブランドとして多くの人に愛されています。

お客様に直接ありがとうと言われる仕事=お弁当屋

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奥様とおむすび専門店を立ち上げるまでは会社員をしていた酒井社長。
酒井社長は当時の様子をこう語ります。

『私も長い間サラリーマンをしてきました。今振り返ると、お客様からありがとうって言っていただけることは数えるほどしか無かったんですね。でもお弁当屋になってから、お弁当の配達に行く度に「ありがとう」とお客様からお声をいただけるので、なんてよい仕事なんやと思っていますね。

さらに酒井社長は続けます。

『若い子が100人集まって将来何になりたいですか?と聞いたときに、プロ野球選手やユーチューバーという職業が上位にくる中で「お弁当屋さん」と言ってもらえたら嬉しいねん。もっとお弁当業界がホワイトで“カッコイイ”よねと言っていただけるように業界の価値をあげていけたらええなぁ』

と、目をキラキラ輝かせながら語っていたのが印象的でした。

「社長、私弁当屋で働いていることが恥ずかしいです…」新卒の一言がキッカケで”日本一カッコイイお弁当屋”に転身

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日本一カッコイイお弁当屋を目指している株式会社RISE。その理由は、ゴールデンウィーク明けに新入社員から言われた「ある一言」がきっかけでした。

ある一言とは、

『社長、ゴールデンウィークでお休みいただいたときに、大学の同窓会があったんですね。周りの友人は、大手メーカーや商社に就職して、今はこんな仕事をしていますと話していたんですよ。

社長、ごめんなさい。私、弁当屋で働いていることが恥ずかしくて言えませんでした』

『そっか……。今の若い子にとってうちの会社ってそういう風に映っているんや』とショックを受けた酒井社長。その言葉を受け「できるところから変えよう!本気で日本一カッコイイお弁当屋になる」と決意したそうです。

その後、すぐにできる社内環境から着手。
従業員にどんなオフィスで働きたいかと聞いたところ、「フリーデスク、カフェみたいな内装」という答えが出てきました。

すかさず「やってええよ」と即答。そこからオフィスの内装を一新し、写真のような明るくオシャレなオフィスが生まれたのです。

顧客満足を最優先に考えてプロの仕事をしよう!

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株式会社RISEが大事にしていることを伺ったところ、真っ先に「顧客満足」という答えが返って来ました。

『カッコいい仕事とはプロの仕事。顧客満足度を最優先に考え、期待以上の成果を出す。お客様に喜ばれる仕事をするために、僕たちは仕事を楽しみ、ありがとうの気持ちを伝えていきたいねん』酒井社長はそう語ります。

また、株式会社RISEでは、仕事を楽しむためお弁当屋さんの常識を覆す画期的な取り組みをおこなっていました。そのキーワードとなるのが「計画生産」。

株式会社RISEでは「ある技術」を私用することでかつてのお弁当屋さんの常識だった、朝早く出勤して調理する工程を省いたのです。ある技術とは「冷凍技術」。

たった3時間スタッフ3人で1,000食製造!生産性の秘密は冷凍技術

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株式会社RISEの生産体制の秘密は、冷凍技術。あらかじめ調理したおかずをおかずのポーションに盛り付けてそのまま急速冷凍します。

後は食数に応じて解凍しお弁当箱に詰めるだけなのです。朝の作業は冷凍ポーションをお弁当箱に入れて蓋をするだけのオペレーションなんだとか。

作りたての料理を瞬間冷凍することで、食中毒のリスクを抑えることができます。加えて保存料や食品添加物を使用しなくても作りたてのおいしいお弁当が安心安全に楽しめ、食品ロスも省けるメリットもあるそうです。

コロナをきっかけに変わった冷凍食品の価値

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酒井社長は冷凍食品についてこう続けます。

『2020年からのコロナウイルスがきっかけに冷凍食品ブームが起きたと思うんです。その代表的なのがセブンイレブンの金のシリーズ。セブンイレブンの金のシリーズは、料理人がフライパンを振るのと同じくらいのクオリティやねん。僕もよく食べています。また、冷凍餃子や冷凍パンのお取り寄せもブームになってきて、冷凍食品のイメージが上がったと感じているんですね』

老舗千枚漬けを若い人にも食べてほしい。冷凍技術がきっかけで世代を問わず広がる食文化

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得意な冷凍技術を使うことで、日本のおいしいものを全国に広めるお手伝いをしている酒井社長。その取り組みはお弁当だけに関わらず、お漬物屋さんにも大きな影響を与えています。

京都にある老舗のお漬物屋さんで千枚漬けを一口食べた酒井社長は、その美味しさに感動したそうです。『すばらしい千枚漬けの味をもっと多くの人に知ってもらいたい!そうや、おにぎりだったら受け入れられるのでは?』そう思った酒井社長は、千枚漬け屋さんとタッグを組みおむすびを開発しました。

冷凍技術を使用することで、コンビニのおにぎりのように保存料を使用しなくてもいつでも安心安全のおにぎりを食べることができます。

また、千枚漬けをおにぎりにすることで、今まで千枚漬けとは無縁だった若い世代にも「何これ!おいしいね」と喜ばれるようになり、千枚漬け屋さんの売上も上がったのだとか。

株式会社RISEのお弁当のご利用はくるめし弁当で

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株式会社RISEでは、おにぎり、サンドイッチ、オードブル、会議弁当、おもてなし弁当など、ありとあらゆるシーンで活用できるお弁当を多数取り添えています。

大阪でお弁当に困ったら、安心安全で味もお墨付きのお弁当RISEのお弁当で束の間のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?イベントや急なロケでたくさんお弁当が必要になったときも安心して頼めます。


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