「困った時は三代目玄」口コミで広がったロケ弁が現場に愛される理由

「こんなに大きな鮭が入ったお弁当、見たことがない!」

初めて『三代目玄』のお弁当を目にした人は、きっと誰もがそう目を見張るはずです。蓋を開けた瞬間に飛び込んでくる、折箱いっぱいの大ぶりな鮭。その圧倒的なインパクトに驚き、ひと口食べてまた感動する——そんな唯一無二の食体験で、多くの人々を魅了し続けています。

現場の口コミだけで評判が広がり、今や数々の撮影現場やライブを支える定番ロケ弁へと成長。その確かな実力は、2026年「第3回 日本ロケ弁大賞」における金賞/イベント・ライブ業界賞のダブル受賞という形でも証明されました。。

しかし、絶大な支持を集める理由は単なる素材の豪華さだけではありません。食べた人の「また食べたい」という余韻が次の現場へと熱量をもって伝わっていく、そんな“確かな食事体験”にこそ本当の秘密があります。

今回は、株式会社食べるの代表・木下さんと執行役員・石川さんにインタビュー。『三代目玄』が現場で愛され続ける理由と、ひとつのお弁当に込められた並々ならぬ想いを伺いました。

「8食しか売れなかった」リヤカー販売から始まった挑戦

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木下さん

現在、多くのロケ現場で親しまれている『三代目玄』。その原点は、2018年頃にオフィス街でリヤカーを引き、お弁当を販売していた頃にさかのぼります。

当時はメニュー表すらなく、何を売っているのか伝わらないからと、お弁当の蓋を開けて見せながらの販売。初日に売れたのはわずか8食でした。

それでも販売を続ける中で木下さんの目に留まったのは、飲食店が少ないエリアでコンビニ弁当に行列をつくるビジネスパーソンたちの姿。

「保存料や添加物をできるだけ使わず、朝つくったお弁当をその日のうちに届けたいと思ったんです。身体に気を遣っている人だけでなく、普段あまり意識していない人にも、うちのお弁当を食べて元気になってもらえたらって」

食事は、一日の活力につながるもの。だからこそ、一食一食に妥協せず、手づくりのお弁当で食べた人の元気を支えたい。その想いが『三代目玄』の原点となり、今も変わることなく受け継がれています。

コロナ禍で見つけた新たな可能性

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お弁当事業を続ける中で、木下さんに大きな転機が訪れたのがコロナ禍でした。オフィス街から人が消え、それまでの販売スタイルを見直さざるを得なくなったのです。

そんな時に目にしたのが、テレビ番組で紹介されたロケ弁でした。

「いつか、自分のお弁当をテレビの現場で食べてもらえたら面白いなと思ったんです」

当時はまだ漠然とした憧れにすぎなかった想いが、ある日、現実になります。営業をかけたわけでも、広告を打ったわけでもないのに、テレビ局から一本の問い合わせが届いたのです。

その番組でお弁当を食べたスタッフが別の現場で紹介し、さらに別の制作会社へ。「おいしかった」という声が少しずつ広がり、『三代目玄』はロケやイベントの現場で知られる存在になっていきました。

「本当に口コミだけなんですよね」

そう木下さんは笑います。一人の「おいしかった」が次の現場につながる。その積み重ねが、今の『三代目玄』を形作ってきました。

現場を支える、柔軟な対応力

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石川さん

ロケやイベントの現場では、直前に発注が決まったり、人数が変更になったりすることも珍しくありません。発注担当者にとっては頭を悩ませる問題ですが、急な変更への対応には手間がかかるため、こうした依頼を受け付けていない弁当店も少なくないといいます。

そんな現場の困りごとにも、『三代目玄』はできる限り応えていきたいと考えています。

「前日に『100食お願いできますか』という相談もよくあります。前日の夜まで注文の確認をしているので、そうした依頼も可能な限りお受けしています」

調理スタッフはわずか2名。それでも体制を工夫しながら、「困った時に頼れる存在」であり続けることを大切にしています。

「ロケ弁の発注担当者さんの駆け込み寺になれたらと思っています」

その根底にあるのは、木下さんが大切にする「応援」の考え方です。発注担当者、スタッフ、食べる人、そして食材の生産者。関わる人たちを応援すれば、めぐりめぐって自分たちも応援してもらえる──そんな循環を信じて、お弁当を届けるだけでなく、現場を支え応援するパートナーであり続けようとしています。その積み重ねが、多くの現場で選ばれ続ける理由につながっています。

目を引く大きな鮭は、一切れずつ店内で手切り

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『三代目玄』の看板商品といえば、やはり鮭弁当です。

お弁当箱いっぱいに広がる大ぶりの鮭は、思わず目を引く迫力。ひと口頬張ると、ふっくらとした身から脂の甘みと絶妙な塩味が広がり、多くの人を虜にしてきました。

そのおいしさを支えているのが、鮭への徹底したこだわりです。

カット済みの鮭を使用する選択肢もある中、『三代目玄』ではあえて店内での手切りにこだわっています。一尾ずつ状態を見極めながら、一切れずつ丁寧に切り分けています。

「切り分けるのは、凍った鮭が少し溶けはじめたタイミング。身崩れを防ぐためなのですが、硬いのでけっこう力がいるんです」

そう話すのは、調理の責任者である石川さん。鮭を切り分ける作業が続き、手首を痛めてしまうこともあるそうです。それでも、一尾一尾と真摯に向き合う姿勢は変わりません。

こだわりは鮭の切り方だけではなく、焼きの工程にもひと手間が。一度焼き上げたあとにスチームで仕上げることで、水分を閉じ込め、冷めてもふっくらとした食感を保てるよう工夫されています。

お弁当を開けた瞬間に目を引く大きな鮭。その一切れの裏側には、お客様へ最高の状態で届けるための細やかな工夫と、手間を惜しまない仕事が積み重ねられていました。

主役は鮭だけではない。おかずを引き立てる、もちもちの玄米

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『三代目玄』のお弁当で、鮭と並んで欠かせない存在。それが、もちもちとした食感が特徴の玄米です。

「実は一番こだわっているのは、お米なんです」

木下さんはそう語ります。お弁当は、おかずだけがおいしくても完成しない──ご飯までおいしくあってこそ、一食として満足してもらえる。そんな考えのもと、お米には特別なこだわりを注いでいます。

玄米に使用しているのは、無農薬のお米。ブレンドしている黒米まで無農薬というのは、『三代目玄』ならではのこだわりです。圧力鍋で炊き上げたあとに熟成させることで、玄米特有の硬さを感じさせない、やわらかくもちもちとした食感に仕上げています。

「玄米は食べにくいイメージがあると思うんです。でも、うちの玄米を食べると印象が変わると思いますよ」

実際に口にすると、ぷちぷちとした心地よい粒感を残しながらも、もちもちとやわらかく、噛むほどに自然な甘みが広がります。

こうした玄米へのこだわりに加えて、『三代目玄』では白米と玄米、2種類のご飯からお好みで選べるのも特徴です。白米には、三つ星お米マイスターが「冷めてもおいしい」を基準にブレンドした特別なお米を使用。

主役の鮭を引き立てながらも、それだけでは終わらない存在感を放ちます。お米一粒一粒へのこだわりもまた、『三代目玄』が多くの人に選ばれ続ける理由の一つです。

見えない部分ほど、手を抜かない

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取材で厨房を訪れてまず印象に残ったのは、整理整頓が行き届いた調理環境でした。

調理器具や作業スペースはきれいに整えられ、一つひとつの作業がスムーズに進むよう工夫されています。その光景からは、「おいしいお弁当は、整った環境から生まれる」という考え方が自然と伝わってきました。

こだわりは、お客様から見えない部分にも表れています。たとえば揚げ油は状態を見ながら管理し、適切なタイミングで交換しています。副菜のお新香なども、可能な限り既製品に頼らず、一つひとつ手づくり。毎日の調理を支える細かな工程にも、手間を惜しまない姿勢が表れています。

彩りについて尋ねると、石川さんは「全体の色のバランスを見ながら緑を入れるようにしています。ただ、長く続けてきた定番の形も大切にしているんです」と話します。蓋を開けるたびに変わらない安心感も、現場で愛される理由の一つなのかもしれません。

こうした日々の積み重ねこそが、『三代目玄』のおいしさを支える土台です。一つひとつの丁寧な仕事が、「また食べたい」と『三代目玄』のお弁当を選ぶ理由につながっています。

ロケ弁大賞金賞は、現場から届いた評価

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2026年、『三代目玄』は「第3回 日本ロケ弁大賞」で金賞とイベント・ライブ業界賞をダブル受賞しました。

受賞の知らせを受けた時のことを振り返り、木下さんは笑顔でこう話します。

「来たー!と思いました」

実は木下さんは以前から日本ロケ弁大賞の存在を知っており、「どうしたら受賞できるんですか?」と、くるめしへ尋ねたこともあったそう。

日本ロケ弁大賞は、エントリー制ではなく、実際にロケやイベントの現場でお弁当を食べた人たちの投票によって選ばれる賞です。だからこそ、この受賞は『三代目玄』にとって特別な意味を持っていました。

「毎日つくっているお弁当が、現場で働く皆さんの元気の源になっていた。それを形として評価していただけたことが、本当にうれしかったです」

その喜びは、木下さんだけのものではありません。毎朝の仕込みから一つひとつのお弁当に向き合い続けてきた厨房のスタッフにとっても、積み重ねてきた日々が報われた瞬間でした。

食べた人の「おいしかった」という実感が一票となり、現場で働く人たちからの確かな評価として返ってきた──。日本ロケ弁大賞での受賞は、『三代目玄』が現場に愛され続けてきた証そのものでした。

「困った時には三代目玄がある」と思われる存在へ

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受賞後、注文は大きく増え、より多くのロケやイベントの現場へお弁当を届ける機会が広がりました。

それでも、木下さんが目指す未来は変わりません。原点にあるのは、やはりロケやライブの現場です。好きな世界で働く人たちを、一食を通して支える。それが、自身の仕事の原動力になっているといいます。

「まだ食べたことがない方に、もっと食べてもらいたいですね。ロケ現場で知らない人がいないくらいの存在になれたらうれしいです」 

「これからも、できる限りオーガニックで、エネルギーのこもったお弁当を作り続けていきます。何かあった時は、最後の駆け込み寺として頼ってください。『よし、三代目玄があるな』と思ってお弁当を食べて、元気に働いていただけたらうれしいです」

その言葉には、食べる人だけでなく、お弁当を手配する発注担当者や、現場を支えるすべての人への想いが込められていました。

今後は、銀だらの西京焼き弁当や神戸牛を使った焼肉弁当など、新たな商品開発にも挑戦していく予定です。

素材選びから調理、そして急な注文にも寄り添う柔軟な対応まで、一つひとつに妥協しない。その積み重ねが、「また頼みたい」という信頼を育み、口コミを通じて次の現場へとつながってきました。

蓋を開けた瞬間の驚き。ひと口目のおいしさ。そして、食べ終えた後に残る満足感。

『三代目玄』が届けているのは、お弁当だけではありません。その一食で人を元気づけ、忙しい現場をそっと支えること。そんな積み重ねが、「困った時には三代目玄がある」という揺るぎない信頼につながっているのでしょう。

『三代目玄』について

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『三代目玄』は、素材選びから調理工程まで一切妥協せず、「食べた人が元気になるお弁当」を追求するブランドです。

実際に食べた人からの口コミで広がり、「困った時は三代目玄」と頼られる存在へ。2026年「第3回 日本ロケ弁大賞」では金賞とイベント・ライブ業界賞をダブル受賞するなど、現場を支えるお弁当として高い評価を得ています。

大きな鮭の迫力だけではなく、ひと口食べれば伝わる素材へのこだわりと、作り手の温かさ。きっと今までのお弁当の概念が変わるはずです。

ぜひ、大切なロケやイベントの一食に『三代目玄』をお選びください。

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