東京メトロ・都営地下鉄神保町駅から徒歩3分の場所に、店外まで美味しい出汁の香りが漂う、うどん屋があります。
2種類の国産小麦粉でつくるこだわりの自家製麺が魅力の「有頂天うどん」。そんな同店ではいま、うどん屋だからこそ生み出せる出汁の味を活かした「有頂天のっけ弁当」が人気を集めています。
今回は「見て頂点、食べて有頂天」になれる「有頂天のっけ弁当」の誕生秘話と、そのおいしさの理由を店主のお2人、小松さんと前原さんに伺いました。
目次
大手弁当チェーン店から2人で独立。目指すのは他店では味わえない「史上最高」のおいしさ
小松さんと前原さんは、前職の大手弁当チェーン店で出会いました。営業部長を任されるほど活躍していた2人でしたが、いつか自分たちでお店を持ちたいという夢を胸に独立。神保町にて、うどん屋「有頂天うどん」を共同でオープンしました。
店名に入れた「有頂天」は仏教用語で、「世に存在する最上のもの、数ある天のなかでも最高の天」を意味します。2人はその名の通り「美味しいものの頂点を目指す」という想いを大切にしながらお店を営業しています。
開店からしばらく経ち、店の経営が落ち着いた頃、前職での経験を活かした弁当販売をスタート。これまでに培った弁当づくりに関する豊富な知見が反映された同店のお弁当は、うどんとならび、瞬く間に人気商品となりました。
使う出汁は3種類!うどん屋だからこそつくれるお弁当
お弁当づくりに関して、知識も経験も豊富な2人ですが、実は「のっけ弁当」に挑戦したのは初めてだったそう。そのよさに「はじめはあまりピンとこなかった」と語る一方、近年の流行をいちど取り入れてみようとチャレンジ!
最初はこれで良いのか迷いながらでしたが、作ってみると思いのほか、「しっくりきた」と小松さんは言います。
「これなら、うちでもヒットするかもしれない」デリバリーのお弁当を「のっけ弁当」でいこう、と決めた瞬間でした。
さらに「うどん屋らしさのあるお弁当にしたい」と考えた小松さんと前原さん。注目したのは、うどんづくりのなかでもとくに重要な「出汁」でした。
うどんと同じく、お弁当づくりにおいても出汁をふんだんに用いることで、他店にはまねできないオリジナリティあふれる味を追求しようとしたのです。
「有頂天のっけ弁当」のおいしさの秘訣でもある独特の風味ある出汁は、あごにかつお節、うるめいわし、昆布などをブレンドしてつくられ、取り方などを変えることで3種に分けられます。
煮物には「濃い出汁」、お浸しには「薄口出汁」、すき焼きや角煮など濃い味のメイン料理には出汁に醤油を加えた「出汁醤油」と、3種の出汁を使いわけることで各おかずの味を最大限に引き立てています。
すべて手仕込み!手間も時間もかけて届けるミルフィーユかつ
「有頂天のっけ弁当」では、出汁にこだわるのはもちろん、すべての素材の仕込みにも一切、手を抜きません。既製品をなるべく使わず、お肉も塊肉から丁寧に下処理するなど、時間と労力を惜しまず調理しています。
「有頂天のっけ弁当」のなかでも、一番人気のおかず「ミルフィーユかつ」は、その繊細な層を描き出すため、一枚一枚手作業でお肉を重ねて仕上げています。丁寧な一つひとつのプロセスが、一口食べた瞬間の驚きと満足感を生み出しています。
「特製海苔弁当(税込648円)」はリーズナブルな価格ながらボリュームも満点。副菜にも出汁のうま味がたっぷりとつまっていて、筑前煮からは豊かな香りが漂い、煮卵には魚介の風味までしっかり染み込んでいます。
蓋を開けた瞬間のおいしい香りは食欲をそそり、噛むごとに口いっぱいに広がる深い味わいが特徴です。うどん屋だからこそつくれる出汁の力強さを感じることができます。「手間を惜しまず、うどん屋にしかつくれないお弁当を提供したいと思っています。ぜひ一度、有頂天のっけ弁当ならではの味わいを楽しんでほしい」と語る小松さん。その言葉からは、おいしさへの自信と、お弁当づくりへの情熱が感じられました。
料理に対する真摯な姿勢と、お客様に最高のものを提供したいという強い思いが、毎日のお弁当づくりに込められています。
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「有頂天のっけ弁当」は、うどん屋ならではの技法と素材へのこだわりが活きたお弁当です。
つくり手の手間と有頂天のっけ弁当の技術が生み出す特別な味をぜひ一度お試しください。
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