毎日、即完売?!京都の老舗おだし屋「うね乃」がつくる究極のだし巻き卵弁当。

京都市下京区。京都駅からも徒歩圏内の清水五条駅から徒歩5分の道路沿いに、ガラス張りのおしゃれなお弁当&惣菜専門店があります。名前は「ALLOUNENO(アロウネノ)」。京都の老舗だし専門店「うね乃」が手がけるテイクアウト専門店です。

今日は、ALLOUNENOの中でも話題沸騰中。予約必須の「うね乃弁当」を実食。うね乃の出汁を使っただし巻き卵が贅沢に乗った、究極の海苔弁当。そんな「うね乃弁当」の魅力を、ロケ弁を食べ続けて10年。これまで1000個以上の弁当を試食したお弁当ライターがお伝えします。

テレビでも話題!京都の老舗「うね乃」がつくる、本格出汁が自慢の「うね乃弁当」

おだしのうね乃は、1903年(明治36年)創業。手削りの鹿児島県産のかつお節と、利尻島でとれた昆布を使った出汁は、先々代から愛用してきた5台の削り器による古式製法を受け継いでいます。貴重な食材を使い、手間ひまかけて誕生した出汁を贅沢に使用してできたのが、ALLOUNENOの「うね乃弁当」です。

卵に出汁を限界までブレンドして丁寧に焼いた特製だし巻き卵は、他では味わえない味として、うね乃ファンをトリコにしています。もちろんお弁当もすべて手作りです。ALLOUNENOの店内にあるキッチンで、スタッフが毎日お弁当を手づくりしています。

「うねの農園」で栽培した無農薬米を使用。うね乃のスタッフ愛がたっぷりと詰まった「うね乃弁当」

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今回接客をしてくださったのは、ALLOUNENOの松下さん。料理が大好きな松下さんをもトリコにするほど、うね乃のお弁当にはこだわりが隠れています。

たとえば、お弁当に欠かせない、お米にもこだわりが。お米は「うねの農園」にて、社員が田植えをして育てたものを使用しています。京都の美味しい水と空気で育ったうねののお米は、粒が大きく、おかずの味を引き立てます。実際に松下さんも毎年田植えと稲刈りに参加されているそう。作物の育つ過程にも携わられている松下さんの接客からは、食べ物に対するリスペクトや愛が滲み出ていました。

伝説の“だし巻きが主役”の海苔弁当「うね乃弁当」をテイクアウト

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毎日即完売の「うね乃弁当」。どうしても食べたかった筆者は、お店に電話をして取り置きを予約。待望のうね乃弁当にようやく出会えました。

お弁当を持った感想は、ずっしり。写真で見る以上にもボリュームがあります。容器もしっかりとしているので、持ち運びにも便利です。掛け紙とお品書きもついているので、食べる前から期待値が高まります。

待望の「うね乃弁当」を実食

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それではお待ちかね、だし巻きと海苔弁が融合した「うね乃弁当」をいただきます。お弁当の半分を埋め尽くした、丸ごと1本のだし巻き卵。限界まで出汁が染み込んでいるので、「プルプル感」が視覚から伝わってきます。

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自慢のだし巻き卵に箸を入れると、プルンとした感覚が伝わってきます。想像以上にしっかりと卵が巻かれているので、箸で持ったときに壊れることもなく、食べやすいです。

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横から見るとこんなかんじ。美しすぎるだし巻き卵に思わずうっとり……。

お弁当ライター:野崎
お弁当ライター:野崎

夢にまで見た、うね乃弁当。お弁当箱の半分がだし巻き卵で埋め尽くされています。この上ないインパクトは、写真映え確定。

まず、驚いたのは焼き加減。お出汁がふんだんに染み込んだ卵は、絶妙な焼き加減で、しっとり感を堪能できました。

卵にはお砂糖を一切使っていないので、出汁の旨みと濃厚な卵のコクが口いっぱいに広がります。だし巻き卵はそのまま1本入っているので、お箸で切りながらいただきます。

人生でだし巻き卵を丸ごと1本食べる経験は多くないので、とても新鮮な体験でした。こんなにおいしく上品なだし巻き卵を独り占めできるなんて幸せですね。

そして、有明の朝摘み海苔の風味がふわぁと広がって、余韻を楽しめました。

海苔の下に隠された“お楽しみのおかず”の数々

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うね乃弁当の魅力は、だし巻き卵だけではありません。海苔の下には、野菜たっぷりのおかずが隠れていました。優しい味がしっかりと染み込んだ、シャキシャキ食感のきんぴらごぼうやおひたしなど、みずみずしい野菜はちょうど良い箸休めになります。

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ふわりと香りが際立つ、選りすぐりのかつお節も絶品です。上品ながらすっきりとした旨味のある味わいが全体に調和し絶妙なハーモニーを楽しめました。写真には写ってませんが、出汁の染みたからあげと鮭そぼろも贅沢に入っているので、ボリュームも満点。贅沢な幕の内弁当を食べている気分です。

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高級感あふれる、しっかりとした容器に盛り付けられているうね乃弁当。電子レンジも対応可能です。600wで2分温めると、作りたての味を楽しめます。消費期限は当日23時までなので、お早めにお召し上がりください。

お店の近くには鴨川もあるので、テイクアウトしてピクニック気分を味わってもよし。電子レンジで温めてほっこり食べてもよし。京都の思い出に新幹線の中で食べてもよし。さまざまなシチュエーションで、楽しむことができます。お出汁屋がつくる絶品弁当、ぜひ味わってみてくださいね。

ALLOUNENO店舗情報

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店舗名:ALLOUNENO(アロウネノ)
住所:京都府京都市下京区本塩竃町557メゾンドール五条1F
営業時間:11:00~18:30
電話番号:075-354-1600
定休日:火曜、不定休
SNS:https://www.instagram.com/allouneno
公式HP:https://odashi.com/?pid=168719587
お弁当はすべて手作りのため、1日に作成できる数が限られています。そのため、事前にお電話で予約をしておくと安心です。