横須賀で50年愛されつづける弁当『エビヤ』。お客様からの「安心と信頼」を築いた“ある工夫”とは

神奈川県横須賀市鴨居に位置する「エビヤ」は、浦賀駅から約3km離れた住宅街の一角にある仕出し弁当店。地元でで50年以上も愛され続けているお店です。

またエビヤは、今からおよそ30年前に業務効率化のためにITを取り入れ、「お弁当業界に革命をもたらしたお店」としても知られています。

今日は二代目社長の海老原 平(えびはら たいら)さんに、創業からの歴史や働く人に愛される理由、仕出し業界にITを取り入れた経緯を伺いました。

横須賀に根付いて50年以上。働く人に優しいお弁当『エビヤ』

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「昔は、横須賀に大手自動車メーカーの工場があり、町にも活気があったんですよ」と、二代目社長の海老原さんは語ります。

しかし、エビヤが創業して50年の間に、町の人口は大きく減少し、ベッドタウン化していきました。海老原さんは、初代社長がつくり上げた伝統を残しつつも、時代の変化に沿った価値をお客様に提供しようとお弁当の配達エリアを横須賀から横浜エリアにまで拡大。たくさんの改良を重ねてきました。

そんな試行錯誤のなかで誕生したコンセプトが「働く人に優しい弁当屋」です。

お弁当の品質だけでなく、受注後の電話対応や配送品質など、お客様との接点も大切にするエビヤ。
お弁当発注者の総務の方から、「安心してお弁当を頼める」と高い評価をいただいているそうです。

そして、なかには創業してから今まで半世紀以上にわたりお弁当を届けているお客様もいるのだとか。

『エビヤ』のルーツはフレンチ料理。和をベースにフレンチのエッセンスを加えた唯一無二のお弁当誕生物語

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今では横須賀を代表する仕出し弁当のエビヤ。
「幕の内弁当」や「カツ煮弁当」など、和食のラインアップが多いエビヤですが実はフレンチがルーツにありました。

仕出し弁当と聞くと和食をイメージされる方も多いと思いますがエビヤのルーツはフレンチからのスタートでした。その理由は初代社長である海老原さんの父親がフレンチ出身のシェフだったからです。

フレンチ以外にも、洋食、和食、中華、イタリアンなどのいろいろなジャンルのお店で修行を重ねた初代社長。その中で「日本人に愛されるのはオーソドックスな和食」という結論に至ります。

「それならば、お弁当として出すときも多くの方の食べなじみのある和食が良いのでは?」そんな考えのもと、和をベースにフレンチなどのエッセンスを加えたお弁当が誕生したのです。

創業当初は利益度外視で、初代社長の得意料理であったローストビーフをトッピングしたり、当時では珍しかったホワイトソースから作ったグラタンをお弁当に入れるなど、お客様に喜んでもらうための工夫を重ねてきました。

ちなみにエビヤの人気メニューの「カマンベールハンバーグ」や「ポテトサラダ」などの洋風の要素もフレンチ時代のなごりだそうです。

「みんなに喜んでもらえるお弁当を」エビヤが口コミから人気店になった理由

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海老原社長に、お弁当を作る上で一番意識していることを質問したところ、海老原社長ならではの答えが返ってきました。

「法人向けのお弁当の場合、総務の方が代表して従業員の分を頼むことが多いと思うんです。そのときにお弁当の好き嫌いわかれてしまうと、総務の方が肩身の狭い思いをすると思うんですね。多くの人に利用していただくシーンの中でみんなに喜んでいただくためには、みんなが好きな“尖りすぎないメニュー”を入れることが大事だと思っています。

発注者さんが自信を持ってお出しできるお弁当をテーマに、くるめし弁当の陳場(ヂンバ)さんと一緒にメニュー開発をしました」と海老原社長は語ります。

その結果、お客様からも「えびやのお弁当はメニューのバランスが良い」と瞬く間に口コミで話題になりリピーターさんも続出。一躍、横須賀を代表する人気店となったのです。

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↑お客様からいただいた嬉しい口コミ

お弁当業界に激震をもたらした!初代社長が自分で改良を加えた「弁当受注管理システム」

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エビヤのこだわりはお弁当だけではありません。
お弁当を管理するために必要になる受注管理システムを30年前に開発しました。

「私の父は人付き合いは苦手だった一方で、コンピューターが得意だったんですよ」と懐かしそうに語るのは海老原社長。

お弁当屋の業務は製造してお弁当をお届けするだけにとどまらず、食材を発注したり、お客様に請求書を発行したり、配送のルートを組んで配車したりと、さまざまな業務が発生します。

「この規則性のある業務をシステム化することで、作業効率も上がるのでは?」とひらめいた初代社長は、外部にシステム開発を依頼しました。

しかし、外部のシステム会社はコンピューターに精通しているものの、弁当屋の現場にはあまりなじみのない状態。「納品されたシステムをみた初代社長は、「もっと使い勝手が良くなるのでは?」と思ったそうです。

そこで初代社長は自分でプログラミングを習得して、納品されたシステムを弁当現場で働く人が使いやすいように自分でプログラムを書き換えることに成功しました。

初代社長がこの独自開発したシステムは同業者から「うちでも使いたい」とリクエストが殺到したんです。

初代社長は更なる改良を重ねたのちに、「販売、献立、仕入れ、在庫管理、財務、給与管理システムのリース」を専門とする『有限会社グリーン』を設立したのです。

伝統とテクノロジーの融合!伝統を残しつつ新しい時代に立ち向かうエビヤ


お弁当専用のシステムを開発し、業界に大変革をもたらしたエビヤ。海老原社長は、初代社長が築いた良いものを残しつつも、時代の変化に合わせて会社を常にアップデートされています。

特に印象的だったのは、「チームの連携」に重きをおいていること。
お弁当づくりには、製造、配送、事務などのさまざまなチームが関わっており、多くの人が協力してお弁当をお届けしています。

そのため、エビヤでは各チームの連携を強化して、スタッフたちが気づきや意見を言いやすい「風通しの良い社風づくり」に努められているそうです。

今後は、初代社長の味を再現した「洋食の幕の内弁当」も企画されているのだとか。どうぞお楽しみに!

エビヤのご注文・ご予約はくるめし弁当で

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・横須賀・横浜エリアでお弁当を探している
・大勢で食べるので万人受けするメニューが良い
・味もボリュームも妥協したくない

そのようなシチュエーションでエビヤのお弁当は大活躍です。

▼エビヤのご予約・ご注文はこちら
https://www.kurumesi-bentou.com/ebiya/