新宿区早稲田鶴巻。早稲田駅から徒歩3分の大通り沿いに、早大生が愛してやまない弁当屋があります。その名も「わせだの弁当屋」。ボリューム満点、値段もお手頃、手作りでおいしい。3拍子揃ったお弁当は、食べ盛りの学生さんはもちろん、タクシーの運転手さんやご近所の方など、地域民を中心に愛される超人気店です。
今日は、長年地域で愛される「わせだの弁当屋」に直撃!お弁当を購入して食べた感想をお弁当ライターがレポートします。
目次
- 1 朝10時:行列&ひっきりなしに鳴り続ける予約の電話
- 2 並んででも食べたい!出来立てをテイクアウトできる「わせだの弁当屋」
- 3 家庭料理の鉄板!手づくり惣菜も勢揃い
- 4 わせだの弁当屋で4食お買い上げ。1,930円なのに中々のボリューム
- 5 「わせだの弁当屋」を実食!バラエティあふれるお弁当の数々
- 6 ふたが閉まらない!圧倒的ボリュームの「ギョウカラ弁当」 500円(税込)
- 7 ナスのクオリティに脱帽!ナスが主役の「ナスと焼売丼」
- 8 「足りない」なんて言いません!これぞ究極の幕の内
- 9 天かすが主役!お値段も驚きの「たぬき弁当」300円(税込)
- 10 もっとガッツリ食べたい人は「前抜きベスト」がおすすめ!
- 11 わせだの弁当屋店舗情報
朝10時:行列&ひっきりなしに鳴り続ける予約の電話
地下鉄東西線早稲田駅から、歩くこと3分。黄色をモチーフとした、ひときわ目立つ看板が見えてきました。パッと見てお弁当屋さんとわかる看板は、見逃すはずがありません。
筆者が到着したのは午前10時すぎ。9時30分の開店から30分しか経過していないのに、お店の前にはお弁当の引き取り待ちのお客様が数組みも並んでいます。次から次へと新しいお客様が集まり、気づけばお店の外まで行列ができていました。
わせだの弁当屋のにぎわいは、店頭販売だけではありません。キッチンの奥では予約の電話が鳴り続けています。電話対応をしつつ、店頭販売のお客様のオーダも取る。さらに、熱々のお弁当をつくる無駄の無い動きは、早送りの動画を見ているかのような雰囲気です。お客様に1秒でも早く出来立てのお弁当を提供する俊敏な動きから、わせだの弁当屋のチームワークに圧倒されました。
並んででも食べたい!出来立てをテイクアウトできる「わせだの弁当屋」
作り置きはせずに、オーダーを受けてからお弁当をつくるわせだの弁当屋。そのため出来立てほやほやの温かいお弁当をいただけます。
お弁当の出来上がりを待っている間、並んでいたタクシーの運転手さんに、「よくお見えになるのですか?」と話しかけました。すると、このような言葉をいただきました。
『来るのは今日がはじめて!タクシーで走っているときに目に入って、前から気になってたお弁当屋なんだよね。いつ見ても行列で賑わっているなと。たまたま今日は時間があったので、念願のお弁当を買いに来たんだよ』と嬉しそうにお話しされる運転手さんの笑顔が印象的でした。
そうこうしているうちに、『お待たせしました、次の方どうぞー!』と、アナウンスが。
念願だった「わせだの弁当屋」のお弁当が食べられる!と思うと胸が高まりますね。
注文カウンターの前に行くと、手づくりお惣菜も目に留まりました。
家庭料理の鉄板!手づくり惣菜も勢揃い
わせだの弁当屋は、お弁当だけでなく、手づくり惣菜も販売しています。定番の揚げ物や、焼き魚、ポテトサラダや煮物まで、ボリューム満点のバラエティ豊かな副菜も購入できます。
食卓にもう1品追加したいときや、翌日のお弁当のおかずなど、食卓が豊かになるラインナップが勢揃い。お惣菜は待たずに買えるので、時間がない方にもおすすめです。
わせだの弁当屋で4食お買い上げ。1,930円なのに中々のボリューム
今回購入したのは店長さんおすすめ。ナスと焼売のお弁当をはじめとする4品です。
手に持った瞬間、ズシンとしたお弁当の重みにびっくりした筆者。出来立てなので“おいしい香り”がふわぁ〜っと広がって、食欲を掻き立てます。購入したら近くの公園などで、温かいうちにすぐ食べるのもおすすめです。
「わせだの弁当屋」を実食!バラエティあふれるお弁当の数々
今回購入したお弁当はこちらの4種類です。
右上から時計回りに、以下のお弁当を実食しました。
・幕の内弁当 :630円
・ナスと焼売丼 :500円
・ギョウカラ弁当 :500円
・たぬき弁当 :300円
※価格はすべて税込
ふたが閉まらない!圧倒的ボリュームの「ギョウカラ弁当」 500円(税込)
最初にいただいたのは、「ギョウカラ弁当」。大好きな唐揚げと餃子とご飯をこれでもか!と思うくらい堪能できる夢のようなお弁当です。
ご飯の上にカリッと揚げた餃子と唐揚げがドドンと乗せられており、圧倒的なインパクトですよね。
なんとお弁当の総重量は561g。白米と餃子と唐揚げだけで500gを超えるのは、なかなかの強者です。ちなみに餃子は、一つ34gと食べ応え満点。お肉がぎっしりと詰まっています。
実際に餃子を食べてみると、味は意外とさっぱりで、素材の味が活かされている印象です。カリッと揚がった皮の中には、餡がぎっしり。噛めば噛むほど肉汁が口いっぱいに広がりご飯が進みます。うーん、幸せ!
ちなみに、ギョウカラ弁当は、横から見るとふたが閉まらないほど。ずっしりとおかずが詰まっていました。“おいしい香り”の正体はギョウカラ弁当かな?としみじみ…。
輪ゴムで優しくふたをしているので、餃子を潰さずにいただくことができますよ。
ナスのクオリティに脱帽!ナスが主役の「ナスと焼売丼」
お次にいただいたのが、白ご飯の上にナスと焼売と柴漬けが乗っかった「ナスと焼売丼」。
お弁当を食べた感想は「ナスってこんなにおいしかったっけ?」の一言。一度食べたらやみつきになる一品でした。ご飯が見えないほど、ぎっしりと敷き詰められたナスは、最高の御馳走です。
ほどよい脂と調味料がナスをコーティングしているので、ナスが野菜ということを忘れてしまうほど濃厚なおいしさです。
また、厚さもちょうど良く噛めば噛むほど、おいしさがじゅわ〜とお口の中いっぱいに広がります。
ナスに負けじと存在感のある焼売はふっくら蒸しあがっていて、ほんのりの甘いのが特徴。ごはんはすすむ、ちょうど良い味付けに心を掴まれました。
ちなみに、おかずを全部食べるとこのような見た目。
茶色が多めですが、ご飯にもナスのおいしいタレがしっかりと染み込んでいる証拠。味がしっかりついているので、ご飯だけでも余裕でペロリと完食できます。ご飯は約300gとボリュームも満点でした。
「足りない」なんて言いません!これぞ究極の幕の内
わせだの弁当屋の人気メニューが勢揃いした「幕の内弁当」。重さは約600g。お弁当の定番のおかずが大集結しています。なかでも印象的だったのが、ナスの天ぷらです。
カリっと揚がった天ぷらは、天ぷら屋さんに引けを取らないクオリティ。ほんのり甘い衣が優しくナス包み込み、サクサク、じゅわっとしたハーモニーを堪能できます。どこか懐かしさを感じる天ぷらは、食べててほっこりした気持ちになりました。
「どのおかずもおいしそうで迷う」という方は、わせだの弁当屋の人気メニューがギュギュッと詰まった幕の内弁当からトライしてみてはいかがでしょうか?
天かすが主役!お値段も驚きの「たぬき弁当」300円(税込)
最後にいただいたのが、わせだの弁当屋のベストセラー「たぬき弁当」300円。ご飯の上に、天かす、金平ゴボウ、漬物、ネギがトッピングされています。
ふたを開けると、ふわっと出汁の香りが漂い懐かしい気持ちになりました。優しくてほっとする香りは、わせだの弁当屋さんの愛情を感じられます。
最初は天かすってどうなの?と思ったのですが、食べてみると、『あ〜これこれ!』と箸が止まりません。天かすはカリッと揚がっているので油っぽさが少なく、軽い口当たり。ネギがまたアクセントになって良い仕事をします。お漬物や金平も箸休めとなって、バランスが取れた一品。あっという間に完食しました。
300円でここまで幸せな気持ちになれるなんて、この上ない贅沢ですね…。そして全体のボリュームも400gを超えてるのでお腹も心も満たされます。
もっとガッツリ食べたい人は「前抜きベスト」がおすすめ!
大学生の間で人気のメニューが「前抜き」。前抜きとは、お新香と金平ごぼうが唐揚げに変わる魔法の言葉です。『野菜なんかいいから、とにかくお肉を食べたい』そんな大学生の胃袋をギュッと掴んでいるそう。
『学生さんにお腹いっぱい食べてほしい』そんな店主の優しい心遣いが感じられるメニュー。揚げ物メインのお弁当に、自慢の唐揚げがダブルで楽しめ、ボリューム満点です。ガッツリ食べたい気分のときは「前抜きベスト」がおすすめ。次回は「前抜きベスト」にチャレンジしてみようと思います。
わせだの弁当屋店舗情報
学生さんをはじめ、地域の方に愛され続けているわせだの弁当屋。「おいしいものをお腹いっぱい食べてほしい」という店主の想いがたっぷり詰まったお弁当はここでお買い求めいただけます。
圧倒的なコストパフォーマンスのお弁当を堪能してみてはいかがでしょうか?
店舗情報
住所:東京都新宿区早稲田鶴巻町533
電話:03-3203-2734
営業時間:平日:09:30 – 23:30/土日祝:10:00 – 22:30
支払い方法:現金のみ