錦糸町の名店「坊々樹」の弁当に隠された秘密とは?五ツ星のり弁の魅力に迫る

東京都墨田区。錦糸町駅北口から徒歩3分のところに、創業50年の老舗和食料理屋があります。その名は坊々樹(ぼうぼうじゅ)。「居酒屋以上、割烹未満」をコンセプトとしている坊々樹は、お客様が肩肘張らずに本物の味を楽しめる人気店です。

墨田区を代表する名店「坊々樹」が2020年7月に開始したお弁当は、たった3年で製造が追いつかなくなる日も出るほど有名に。制作会社さんを中心に口コミが広がり、人気のお弁当になりました。

今日は「坊々樹」代表・農山(のうやま)さんに、お弁当へのこだわりや人気の秘密とこだわりを語っていただきました。

社長みずから全国各地をわたり歩き、生産者から食材を直接仕入れ。

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50年前に、大衆居酒屋として錦糸町に店を構えた坊々樹。創業時から変わらず大切にしているものがあります。それは「人とのつながり」です。

全国各地をわたり歩き、現地で出会った農家さんから直接食材を仕入れている農山さん。お弁当やレストランで新鮮な食材をふんだんにお弁当やレストランで使用できるのは、生産者さんとの繋がりや絆があるからこそ。

ご縁をいただいた生産者さんと一緒になり、本物の味をお客様に届けていくことをずっと大切にしている農山さん。また、お弁当の容器は地元墨田区でお世話になっているメーカーさんのものを使用しているのだそう。このように、身近な人とのご縁を継承し続けているのです。

世界一の五ツ星マイスター直伝!お弁当用にブレンドした“究極のお米”を使用。

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坊々樹のお弁当を語るうえで欠かせないのが食材、それは「お米」。農山さんと同じ墨田区在住で、長い付き合いになるお米マイスターと農山さんが、2年の歳月をかけて選定したのが今の坊々樹のお米です。

農山さんと30年以上の付き合いがあるお米マイスターは、ドバイやニューヨークなど海外でも活躍されているお米のスペシャリスト。創業100年以上のたしかな実績と信頼から、海外セレブや、海外の三ツ星レストランの炊飯指導も行っているそうです。

そんなお米のプロフェッショナルが選んだ坊々樹のお米。水分量と硬さを加味したバランスでブレンドされているのが特徴です。

計算されつくした水分量と浸漬時間で炊飯したあとは、手作業で丁寧に粗熱を飛ばす「ほぐし」作業を行います。

このようにひと手間を加えることで、時間がたってもおいしい、楽しめるしっとりツヤツヤとしたお米を、常温のお弁当でも味わうことができるのです。

お客様満足度を徹底的に研究!社員みんなで考えたお弁当

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全国の生産者さんから、直接仕入れる旬の食材。そして、世界で活躍する5ツ星マイスターがブレンドしたお米。そんな坊々樹のお弁当に詰まったそのこだわりは食材だけではありません。

社員一丸となって、「お客様に喜んでもらうこと」を考え、お客様のニーズや満足度を探求して今の“坊々樹のお弁当が生まれました。

過去には、新型コロナウイルスの影響で、ディナー営業を中止したことのある坊々樹。常連のお客様から「坊々樹の味を自宅でも楽しみたい」というニーズに答えるためにテイクアウト弁当の開発に踏みきりました。

せっかくテイクアウト弁当をつくるなら、お客様にご満足いただけるものをつくっていきたいという想いのもと、社員全員で「どんなお弁当がお客様に求められているか」を話し合うことから始まったのです。

「“お弁当を食べるお客様の視点に立つこと”を一番に考えました。実は、飲食の仕事をしているとお弁当を食べる機会が少ないんです。だから、他社のお弁当を購入して、お客様に選ばれるお弁当を徹底的に研究しました」と農山さんは語ります。

出来立てを提供するレストランとは異なり、冷めた状態で食べるお弁当は味の濃さにもこだわりました。味が飛ばないようにレストランよりも濃いめの味に仕立てるなど、ボリューム、味、見た目など、3ヶ月間にわたり、社員一丸となって研修して完成したのが、多くの人に愛される「坊々樹のお弁当」です。


お客様の一言がきっかけで、ロケ弁デリバリーをスタート

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「お弁当の配達は行なっていますか?」Instagramを見た大手制作会社の方から問い合わせが来たことがきっかけとなり、お弁当のデリバリーを始めた坊々樹。

メッセージを送ってくれたのは大手制作会社の大ベテラン。当時、坊々樹には法人向けデリバリーの知見がありませんでした。そこで、メッセージをいただいた方に、梱包の方法や、消費期限の明記などを教えてもらい、法人向けのデリバリーをはじめたのです。

そこから制作会社さんを中心に紹介の輪が広がり、法人向けデリバリーのオーダーが増加。ついに、2020年10月に法人向けデリバリー弁当専用のキッチンを新しくつくることを決意しました。

そんな坊々樹は、2023年の年明けから、本格的に法人向け弁当の販売をスタートしたのです。

「お弁当とは“エンターテイメント”」目で見て愉しむ食体験

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飲食店で食事をするような体験をお弁当でも表現している坊々樹

「レストランで料理が出てきたとき「おいしそう!」と心が動くと思うんですよね。お弁当でも、段ボールを開けてお弁当をみた瞬間お客様に喜んでいただくことを意識しています」と語る農山さん。そのため、お弁当の中身が見える透明な蓋を使用し、写真よりもきれいに盛り付けを徹底しているそうです。

さらに、農山さんはこう続けます。
「お店であれば料理の説明を加えられるけど、お弁当の場合はそうはいかず、手元に届いたお弁当がすべてになります。だから、幹事さんが「頼んでよかったな」と思ってもらえるような思い出に残るお弁当をつくることを意識しています」

そう、ワクワクした表情でお弁当について語る農山さんが印象的でした。

お客様にとって“ちょうどよい”存在に。「困ったときの坊々樹」でありたい

「お客様にとって坊々樹のお弁当は1番ではなくていいと思っています。お目当てのお弁当屋さんの注文ができなかったときに、『かわりに坊々樹さんにしよう』と選ばれる存在で居続けたいです。」と語る農山さん。お客様目線の、ちょうどいい感覚とセンスを研ぎ澄ませている農山さんが印象的でした。

坊々樹のご予約・ご注文はくるめし弁当で

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食材から見た目まで、“お客様目線”を第一にこだわりが詰まった坊々樹のお弁当。

・限られた予算のなかでコストパフォーマンスが良いお弁当を探している
・冷めてもおいしく、安心して出せるお弁当を探している
・大量注文をするのでお弁当屋さん選びで失敗したくない

このようなシチュエーションで坊々樹のお弁当は大活躍です。創業50年の割烹居酒屋がつくる、お米がおいしいお弁当は一度食べたらトリコになるはず。和食のお弁当をお探しの際はぜひ、試してみてくださいね。

▼坊々樹のご予約・ご注文はコチラ
https://www.kurumesi-bentou.com/bouboujyu/

店舗情報

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住所:東京都墨田区錦糸3-11-1 KOWAビル 1F(錦糸町駅北口徒歩3分)
営業時間:11:30~14:30/17:00~23:00
定休日:日曜日
公式HP:https://www.bobojyu.com/
Instagram:https://www.instagram.com/okome_noriben/