1998年のオープンから、長きにわたって多くのお客様を魅了してきた宅配弁当『京香』。2024年の第1回 日本ロケ弁大賞では、見事「金賞」を受賞しました。
今回受賞した『【1メイン】銀鮭西京漬け2段弁当』(税込1,080円)では、これまでのお弁当づくりで築き上げてきた「味へのこだわり」はそのままに、新たなコンセプトにチャレンジ。トライアンドエラーを重ね、6ヶ月以上もの時間をかけてこだわりつくしたお弁当について、商品開発を担当した仲田さんにお話しいただきました。
目次
口コミで評判が広がりロケ弁として人気に
『京香』は1998年4月に宅配弁当専門のお店としてオープン。今でこそ、さまざまな宅配サービスが普及していますが、オープンした当時は宅配専門の業態が珍しく注目を集めました。
「秘伝のタレを絡めた『特製から揚げ弁当』が人気で、当時はSNSが普及していなかったのにもかかわらず口コミでどんどん評判が広がっていって。テレビや雑誌でご紹介いただいたことをきっかけに、ロケ弁としての注文が増えました」

現在ではテレビ番組の制作現場やイベント会場からのロケ弁注文がメインとなった『京香』。数千食規模の受注が入ることもあり、このような大口の注文にも応えるべく、店舗数を徐々に増やし、現在では渋谷、赤坂、神田、四谷の4店舗のキッチンで毎日お弁当をつくっています。
お客様の「おいしい」のために、“プロ”を頼る
製造するお弁当の食数が増える中、オープン当初の“評判のおいしさ”をキープしたまま、より速く、より多くのお弁当をつくるためにこだわったのが調理器機です。スチームと熱風を使って食材を加熱する「スチームコンベクションオーブン」を導入した際には、従来の焼き台で焼いた味を完璧に再現するために、メーカーに相談して直接講習をしてもらったそう。
「焼き時間や温度設定、スチーム量の調整など細かく見ていただいて、一つひとつの食材が納得のいく焼き加減になるようこだわっています」
また、使う食材も仲田さん自らサンプルを取り寄せ、一つひとつ味見をして選定しています。鮭や米、お麩などはそれぞれ専門店から仕入れているのだとか。
「特にお米は時期に合わせてお弁当に合うものを、長くお付き合いしているお米屋さんに相談しながら選んでいます」
基本的には冷めた状態で食べられる、お弁当のお米。冷めた状態でおいしいと感じられるよう、米の品種はもちろん、浸水時間や水分量などの調理方法を時期に合わせて細かく調整しています。お客様からのレビューや感想を見て、炊飯方法を見直していくことも。

さらに、四半世紀にわたって宅配弁当専門のお店として展開してきた『京香』ならではのこだわりが、お弁当の「包材」です。配達に耐えうる強度はもちろん、どんなシーンにもフィットするようなシンプルな見た目、食べ終わった後の処分のしやすさなどを考え、何十種類も検討し、現在の形にたどり着きました。
コンセプトは「大切な誰かのために頼むお弁当」
第1回 日本ロケ弁大賞で「金賞」を受賞した『【1メイン】銀鮭西京漬け2段弁当』(税込1,080円)は、6ヶ月以上もの時間をかけて開発した、『京香』にとって新ジャンルのお弁当です。これまで、『京香』のお弁当と言えば、から揚げがメインのガッツリとした“自分向け”のものが主流でしたが、新しいコンセプトとして、“大切な誰かのために頼むお弁当”を開発しました。

そのため、それぞれのおかずのおいしさはもちろんのこと、お弁当全体で見た時のおいしさも大切にしています。特にメインの銀鮭西京漬けは白いご飯と一緒に食べたときにうまく調和する味になるよう、タレの味を工夫しています。銀鮭は脂乗りが良く、身がふっくらしていて、色味が鮮やかなものを選定。魚の味わいによって漬ける調味料の配合が変わってくるため、気を付けて選んでいるといいます。
『京香』の代表・高橋さんとくるめしの営業担当と共にトライアンドエラーを重ね、これまでの『京香』のお弁当のイメージを刷新する繊細なお弁当に仕上げました。
繊細な見た目と複雑な味の変化を楽しめるお弁当に
副菜やご飯の飾り、サイズにまでこだわってつくっている『【1メイン】銀鮭西京漬け2段弁当』(税込1,080円)。鮮やかな彩りで、お客様がお弁当を開けた瞬間にうれしい気持ちになれることを想像しながら開発しました。
「『見るだけでもおいしい』と感じてもらえるお弁当を目指していたので、その想いがお客様にも伝わっていれば嬉しいです」
その他に大切にしていたのは「五味」を調和させること。甘味、酸味、苦味、塩味、うま味のバランスを意識して、複雑な「味の変化」を楽しめるお弁当となっています。
日本ロケ弁大賞で「金賞」を受賞した後にはロケ弁のみならず、個人のお客様からの注文も増加。ランチや法事などのシーンでも購入していただいているといいます。
「一般の方がロケ弁を食べられる機会はなかなかないみたいで。『ロケ弁大賞のお弁当ですよね?一度食べてみたかったんです!』と興味を持っていただいていて、私たちもうれしい限りです」

お客様からのレビューを励みに、新たな「おいしい」を追求する
2025年にはオープンから26周年を迎えた『京香』。創業当時の味を守りながらも、新たな「おいしさ」を熱心に追求していく攻めの姿勢を見せています。
「京香のお弁当は2段のものがメインですが、今後は外でも食べやすいように1段のお弁当も広げていきたいですね。どんなシーンでも安心しておいしく食べられるように“食べやすさ”にもこだわっていきたいです」と、仲田さん。
また、今回受賞した『【1メイン】銀鮭西京漬け2段弁当』(税込1,080円)に引き続き「今後も『京香のお弁当なら大切な人に出せる』と思ってもらえるようなお弁当づくりに励みたい」と話します。
最後に、あらためてお客様への想いについて伺うと…。
「お客様からの『ありがとう、おいしかった』の言葉をいただくと、従業員一同『また明日からもがんばろう』と思えています。実はアルバイトスタッフもレビューをチェックしているんですよ!お客様がいないと成り立たない仕事なので、いつも注文してくださっている方々には感謝の気持ちしかありません」
26周年を迎え、新たなジャンルに乗り出した京香のこれからに期待が高まります。
『京香』について
地域に愛されるお弁当屋さんとして、親しまれ続けて今年(2025年)で26年目。その実績と匠の技を活かし、お客様にお食事のひと時を至福のものにしていただけるよう、素材選びにこだわり、調理に丹精込めたお弁当をお届けしております。ロケ弁・会議弁当・イベント等様々な場面にあったお弁当を取り揃えておりますので、是非ご賞味ください。