知る人ぞ知る、一度食べたら忘れられないロケ弁が横浜市磯子区にあります。今日ご紹介する話題のロケ弁「ごはん屋米米(こめこめ)」は業界人の口コミだけで広がった本当は教えたくないとっておきのお弁当。
今日は一度食べたらトリコになる人続出の噂のごはん屋米米の厨房に潜入。
なぜごはん屋米米は口コミだけで業界人の間で広まったのか、米米のおいしさの秘密と米米のお弁当が生まれたストーリーについて迫ります。
そして、ロケ弁を食べ続けて早8年のライターが試食して“心が震えた理由”を明かします。
目次
お客様の声から試作を繰り返しついに誕生!ごはん屋米米のロケ弁当
ごはん屋米米はご夫婦で飲食店を経営しながら、出来立てのテイクアウト弁当、予約専用のロケ弁デリバリー、ロケ現場のケータリングを行なっているお店です。
そんなごはん屋米米が予約専用のロケ弁当をスタートしたのは今から数年前のこと。ケータリングを頼んだ制作現場のお客様から「ロケ弁も用意できますか?」とお問い合わせをいただいたのがきっかけでした。
「当時は、しっくり来るまで何度も何度も施策を繰り返したんですよ」
そう語るのは、ごはん屋米米の店主であり生粋の和食料理人の根本さん。今のロケ弁が誕生するまで、数年間にわたって繰り返し商品開発を行なったそうです。
撮影現場で1年修行!お客様目線で作られた米米のお弁当
店主の根本さんに、ロケ弁が誕生した経緯を伺ったところ、「ロケ現場のお客様の声を元に何度も改良しました」と、答えが返ってきました。
元々ロケ現場でケータリングを提供していたごはん屋米米は、お客様との距離が近いため、映像業界のお客様が食べるシチュエーション、どんな食事内容を望んでいるのか、など現場のお客様の声を1年かけて徹底的にヒアリングしました。
お客様のご意見を元に体力勝負のロケ関係者様のためにボリュームのある内容にしたり、彩りも意識しながらすべての料理に味をつけてバランスを取ったり。
さらに冷めた状態でもおいしく召し上がれるように味付けを工夫したりなど、甘味と塩味と酸味のバランスを意識しているそうです。
「お作りできる量に限りがあるので、目の前のお客様を理解して丁寧に心を込めて作っています」と、店主の根本さんが語っていたのが印象的でした。
ごはん屋米米の看板メニューといえば、米米親子弁当
看板メニューのロケ弁といえば「米米親子弁当」。メインディッシュはご主人が丁寧に焼いた厚焼き卵。
親子弁当に乗っている厚焼き卵はご主人しか作れない人気メニュー。お弁当1つにつき卵が平均2.5個使われているので、たっぷりの卵焼きを楽しむことができます。もちろん、厚焼き卵に入れる出汁も根本さんが丁寧に取っています。
さらに厚焼き卵の下にはたっぷりのそぼろをご飯の上に乗せて遊び心を演出。食べておいしいだけでなく、楽しい要素も取り入れているそうです。
使用する卵は1日に200個を越えるときもあります。ちなみにご主人は厚焼き卵を巻き続けた結果、腱鞘炎になったり肩を痛めた経験もあるのだとか。
「米米」だから米にも自信あり
「米米」という店名にも代表されるように、お米にこだわっています。お弁当で使うお米は、お米鑑定士さんから仕入れし、常温でおいしく召し上がれる品種を使っているそうです。ちなみに現在は、新潟県魚沼産特別栽培米こしいぶきをを炊飯しています。
一方で、出来立ての料理を提供している夜の居酒屋では、自慢のお米を土鍋で炊いて熱々を提供。お客様が召し上がるシーンによって調理法を変えて常に一番おいしい状態で出しているところにこだわりを感じました。
待望の米米のお弁当を実食
今回試食したのはルーローハン弁当1,200円(税別)、とり天栗きのこ炊き込みご飯弁当1,250円(税別)、米米親子弁当1,200円(税別)。どれも店主おすすめの3品です。
ちなみに副菜に入っているピーマン炒め煮は、店主のお母さんの得意料理。母親が作ってくれたピーマンの炒め煮が大好きだったのでお弁当にも採用したほっこり副菜です。
一番人気!看板メニューの米米親子弁当1,200円(税別)
念願の米米親子弁当。
見た目以上にズッシリしています。
メインの厚焼きたまごは、カツオ出汁が効いてて料亭の味。「ああ、幸せ!おいしい」と心が震えました。
厚焼きたまごをめくると鶏そぼろがたっぷり入っています。甘辛い鶏そぼろですが、生姜の味がアクセントですっきりとしたあと味。上品な厚焼き卵とふっくらご飯の橋渡し役となって箸が進みます。
冷めていても味がしっかりとしているので、どれを食べても「あーおいしい」と余韻が残るほど。ふわふわとした厚焼きたまご、カリカリジューシーな唐揚げ、シャキシャキ野菜など食感まで楽しめて大満足。
見た目以上のボリュームなので体力勝負の現場にぴったりなお弁当ですね。
人気のあまり復活!ルーロン飯1,200円(税別)
美しきルーロー飯。
お弁当の中でも珍しいルーロン飯を大好きな米米で食べられるのはテンションが上がりますね。
味がしっかりと染み込んだ豚バラ肉は、口に入れるとホロホロととろけます。冷めていても油っぽくなく濃厚で贅沢な味わい。自慢の白米が吸い込まれるほどご飯が進みました。
一般的なルーロー飯弁当は副菜が少ないのに対し、米米のお弁当は、唐揚げや煮物など負けじと副菜も充実していてお得な気分になります。
シャキシャキ食感が楽しいナムル。ホクホクのさつま芋。カリッとジューシーな唐揚げと食感もバラエティ豊か。
五香粉の香りも食欲を掻き立てますね。五感とハートで楽しめるハーモニー豊かな極上弁当です。お腹も感情も満たされます。
一度食べたら虜に!とり天栗きのこ炊き込みご飯弁当1,250円(税別)
「お、おいしすぎる!また食べたい」
見た目以上の味とクオリティに心を鷲掴みされたお弁当です。
メインの鶏天はサクサクジューシー。揚げ物だけど揚げ物らしさを感じさせないほどカリっと揚がっています。鶏肉特有のパサパサ感もなく「常温のほうがおいしいのでは?」と常識をくつがえされました。
自家製ニラ醤油は今までに食べたことのない味わい。ほどよい塩味とニラの香りが鳥天の魅力をひき立てます。天つゆでもなく、抹茶塩でもない「ニラ醤油」が新しい体験です。
炊き込みご飯は、自慢のお米の味をひき立てつつ、きのこや栗の香りが特別感を演出しています。目で見ても美しく食べて感動。新しい体験をありがとうございます。
お酒が飲めない方も楽しめる料理がおいしい居酒屋。
京浜東北線の磯子駅から徒歩2分のところに店を構えるごはん屋米米。店内は広々としたテーブル席とカウンター席があり、一人飲みはもちろん、ご家族や団体での利用にも最適です。
米米のオーナーご夫妻がアルコールが苦手な事から「お酒を飲まない方でも楽しめる料理がおいしいお店」をコンセプトにしています。
和食がメインですが、溶岩石ハンバーグも隠れた人気メニュー。幅広い年齢層に愛される肩肘張らずに食事を楽しめるお店です。
「温かい米米の味を堪能したい!」と思う方は、実店舗にも足を運んでみてください。そして業界人もお墨付き!心が震えるロケ弁もぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
📍店舗情報
ごはん屋米米
住所:神奈川県横浜市磯子区森1-10-20
電話:045-751-0141
営業時間:17:30~23:00(日曜日17:30~22:00)
定休日:月曜日 ほか(ロケ弁はご注文があれば月曜日でもお造りしております) 実店舗情報:https://www.instagram.com/komekome_shop0141/ ロケ弁やケータリング情報:https://www.instagram.com/komekome301/